名古屋鉄道ダイヤ改正
名古屋鉄道から衝撃のダイヤ改正が発表されました。
ついに今年の12月で、7000系パノラマカーと1000系パノラマスーパー(両端が展望車の4両編成)が定期運用から完全に外れます。(ただし2009年度も臨時列車としては走る予定)
11月の新幹線0系、12月のパノラマカー、来年3月のはやぶさ、と私が子供の頃の憧れの特急は、揃って2008年度で姿を消すことになりました。
共通しているのは、どれもわくわくする車両だったということです。
パノラマカーは、鉄道ファンでなくても、名古屋の人なら誰でも思い入れがある車両だと思います。名鉄の象徴と言っても良いでしょう。
なんと言っても魅力は前面展望とミュージックホーンです。
まるで運転士のような気分になれるパノラマビュー、メロディの付いた警笛を鳴らしながら走り去っていく姿は、とてもかっこよかったのです。
個人的にパノラマカーの魅力はもうひとつあって、元々は特急用として開発された車両ですが、長い間、種別の区別なく使用されてきたという点です。
小さい頃から、特急でなくても、高速(※)、快速急行、急行、準急、普通といった種別にもパノラマカーは使われていました。
急行や普通はかなりお得感があります。特に普通は各駅停車にも関わらず前面展望車なのです。これは実際に乗ると衝撃的です。
今のミュートケットは設備利用料金らしいので、もう今後は特別車が普通等に運用されることは少ないと思いますが、多くの種別で運転されたからこそ、多くの人が乗ってパノラマカーを体験できたのだと思います。
※「高速」は昔あった、特急から少しだけ停車駅が多いだけの、運賃だけで乗車できる一番上位の種別です。私の子供時代は、特急は料金が必要で、岐阜-豊橋間の停車駅は、新岐阜・新一宮・新名古屋・金山橋・神宮前・知立・東岡崎・豊橋でした。高速が特急の停車駅に加えて停まるのは、国府宮、新安城だけだったと思います(国府にも停まっていたかも)。
最後にパノラマカーに乗ったのは2年前です。
犬山からの急行でした。小雨が降る夜間だったので、一番前の席を確保できました。
あんなにたくさん走っていたのに、消えてしまうときは一瞬ですね。
しかし今回のダイヤ改正は、とても良いと思います。
利用客のことを考えていると思いますし、確実に便利になるように思います。
特急主体のダイヤですが、ミュースカイ以外はすべての特急が一般車(特別料金不要)を連結します。
停車駅も増えますし、特にJRとの競合が少ない犬山線はかなり良くなっています。生き残りへの意気込みを感じます。
地味ですが、ミューチケットの乗継ぎ割引から乗継ぎ2列車まで350円のままで乗車できるようになる点もサービス向上です。
前面展望がなくなっても、ミュースカイの2000系などはかなり良い車両だと感じています。一応、画面で前面展望も見られますし、すぐに降りるのはもったいないような車両でした。
率直に言うと、名鉄もようやく車両、車内やサービスに力を入れ始めたという感じがしました。鉄道ファンとしての意見は別として、今の2000系、2200系、4000系、5000系といった車両は、一般の人には確実に現代の標準的な新車として認識されていると思うからです。
都市圏の輸送を担う鉄道としては、博物館のような車両を走らせているのもどうかと思います。世代交代はしなければならないし、今回のダイヤ改正は進化だと思います。
JRの313系だって速くて快適ですから。パノラマカーも当初はJRに勝つために生まれてきました。名鉄はまた挑んでほしいです。
今後の名鉄には大いに期待しています。JRと共存できるようにがんばれ!
そして近い将来、21世紀のパノラマカーを作ってほしいです。
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