根室本線・釧路~根室
釧路駅に札幌からの朝一番の特急「スーパーおおぞら号」が到着しました。「SL冬の湿原号」の乗客がホームに殺到します。やはり札幌から乗りに来るという人が多いようです。「スーパーおおぞら号」を利用すれば、日帰りも出来ます。
そんなホームの反対側に根室行きの快速列車「ノサップ号」が停まっていました。快速列車ですが、釧網本線と同じくキハ54の1両編成です。
車体の横に付いてるマークははまなすの花でしょうか。「花咲線」と書かれています。
根室本線は滝川からずっと続いていますが、釧路から先、終着の根室までは、特急や急行列車が全く走っていないローカル線で、その区間には「花咲線」という愛称がついているのです。
お昼前の列車ですが、お客さんはまあまあ乗っています。記念撮影などで慌ただしくなった「SL冬の湿原号」に先んじて、静かにホームを離れます。
東釧路で、今朝走ってきた釧網本線と分かれると、しばらくは山の中を進みます。
快速列車ですので停車しない駅がいくつかありますが、停車する駅ではお客さんの乗降があります。乗り降りする人は決まっているのかもしれませんね。
上尾幌駅では駅の看板がすっかり雪に埋もれていました。
車窓右手に太平洋が見えてくると厚岸駅です。ここはカキで有名ところで駅弁にもなっています。
駅舎にも大きな宣伝用の看板が下がっていました。
厚岸を過ぎると、右手の海は厚岸湖に変わります。
海は凍っていませんでしたが、厚岸湖は氷結して一面の白い平面が続きます。
青い空と白い氷。2色のストライプだけが続く景色は神秘的です。列車の中からこんな素晴らしい景色が見られるのは、まさに冬の北海道の醍醐味と言って良いでしょう。
厚岸から先は停車駅が少なくなり、快速列車らしい走りになります。
やがて草原になった断崖絶壁の上を稜線に沿って走っていきます。日本ではないような風景です。
日本最東端の駅である東根室をあっさりと通過して、進行方向が大きく変わると根室の町が見えてきます。
根室駅にも「日本最東端の駅」という表示がありました。最西端は佐世保駅となっています。
これはJR線での話で、現在の日本最西端の駅は、沖縄にあるモノレールの那覇空港駅になります。2本のレールの上を走る普通の列車の駅では、九州の松浦鉄道のたびら平戸口駅ですね。
正確には根室駅は最東端ではありません。本当の最東端駅は、先ほど通過したひとつ手前の東根室駅です。しかし、東根室駅はホームがかろうじて線路にへばりついているような小さな駅で、停車する列車も少ないことから、こちらでも最東端という扱いをしているのだと思います。
ちなみにこちらが帰りの列車内から撮影した、東根室駅の最東端の標識です。ちょうど「東」の部分が柵で隠れてしまっていますが、このように小さな駅なのです。
実際に降りてみると、根室駅も最果てに来た!という感じはばっちり味わえます。
終点で大きな駅のような想像をしますが、根室駅にもホームは1本しかありません。あとは引き込み線が何本かあるだけです。
この駅を発着する列車の数も少なく、改札の上に小さな表になって収まってしまうくらいです。
到着も発車も1日8本ずつ。帰路は15:50発の列車に乗りましたが、この列車が本日中に札幌まで帰ることが出来る最終列車です。いかにローカル線とはいえ、札幌までの距離を感じます。北海道は本当に広いですね。
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