1 月 22, 2008

根室本線・釧路~根室

カテゴリー: JR Japan Railway company group, 鉄道 railway — しっぽしゃっぽ @ 9:00 am

218.jpg釧路駅に札幌からの朝一番の特急「スーパーおおぞら号」が到着しました。「SL冬の湿原号」の乗客がホームに殺到します。やはり札幌から乗りに来るという人が多いようです。「スーパーおおぞら号」を利用すれば、日帰りも出来ます。


317.jpgそんなホームの反対側に根室行きの快速列車「ノサップ号」が停まっていました。快速列車ですが、釧網本線と同じくキハ54の1両編成です。
車体の横に付いてるマークははまなすの花でしょうか。「花咲線」と書かれています。
根室本線は滝川からずっと続いていますが、釧路から先、終着の根室までは、特急や急行列車が全く走っていないローカル線で、その区間には「花咲線」という愛称がついているのです。

128.jpgお昼前の列車ですが、お客さんはまあまあ乗っています。記念撮影などで慌ただしくなった「SL冬の湿原号」に先んじて、静かにホームを離れます。


413.jpg東釧路で、今朝走ってきた釧網本線と分かれると、しばらくは山の中を進みます。
快速列車ですので停車しない駅がいくつかありますが、停車する駅ではお客さんの乗降があります。乗り降りする人は決まっているのかもしれませんね。
上尾幌駅では駅の看板がすっかり雪に埋もれていました。


513.jpg車窓右手に太平洋が見えてくると厚岸駅です。ここはカキで有名ところで駅弁にもなっています。
駅舎にも大きな宣伝用の看板が下がっていました。


614.jpg厚岸を過ぎると、右手の海は厚岸湖に変わります。
海は凍っていませんでしたが、厚岸湖は氷結して一面の白い平面が続きます。
青い空と白い氷。2色のストライプだけが続く景色は神秘的です。列車の中からこんな素晴らしい景色が見られるのは、まさに冬の北海道の醍醐味と言って良いでしょう。


713.jpg厚岸から先は停車駅が少なくなり、快速列車らしい走りになります。
やがて草原になった断崖絶壁の上を稜線に沿って走っていきます。日本ではないような風景です。
日本最東端の駅である東根室をあっさりと通過して、進行方向が大きく変わると根室の町が見えてきます。

根室駅にも「日本最東端の駅」という表示がありました。最西端は佐世保駅となっています。
これはJR線での話で、現在の日本最西端の駅は、沖縄にあるモノレールの那覇空港駅になります。2本のレールの上を走る普通の列車の駅では、九州の松浦鉄道のたびら平戸口駅ですね。
正確には根室駅は最東端ではありません。本当の最東端駅は、先ほど通過したひとつ手前の東根室駅です。しかし、東根室駅はホームがかろうじて線路にへばりついているような小さな駅で、停車する列車も少ないことから、こちらでも最東端という扱いをしているのだと思います。

911.jpgちなみにこちらが帰りの列車内から撮影した、東根室駅の最東端の標識です。ちょうど「東」の部分が柵で隠れてしまっていますが、このように小さな駅なのです。


811.jpg実際に降りてみると、根室駅も最果てに来た!という感じはばっちり味わえます。
終点で大きな駅のような想像をしますが、根室駅にもホームは1本しかありません。あとは引き込み線が何本かあるだけです。
この駅を発着する列車の数も少なく、改札の上に小さな表になって収まってしまうくらいです。
到着も発車も1日8本ずつ。帰路は15:50発の列車に乗りましたが、この列車が本日中に札幌まで帰ることが出来る最終列車です。いかにローカル線とはいえ、札幌までの距離を感じます。北海道は本当に広いですね。

1 月 21, 2008

車窓百景(20)~釧網本線・釧路湿原をゆく

カテゴリー: 車窓百景 view from train — しっぽしゃっぽ @ 9:00 am

動画冬の釧路湿原をゆく1両編成のディーゼル列車からの車窓です。
雪が積もっていますが天気は快晴で、生き物たちも出歩いているようです。
釧路湿原では、線路の中に野生の鹿がたくさん入ってくるので、列車は再三徐行します。警笛を鳴らして、なんとか鹿にどいてもらうことを何回も繰り返しながら先に進みます。
ここでは鹿が最優先のようです。

1 月 20, 2008

駅弁三昧(12)釜めし

カテゴリー: 駅弁三昧 EKIBEN — しっぽしゃっぽ @ 9:00 am

127.jpg【駅弁データ】
釜めし
上越新幹線、JR上越線:浦佐駅にて購入

駅弁で釜めしと言えば、峠の釜めしで有名な横川駅を思い浮かべる方も多いと思いますが、今回はマイナーな駅の釜めしです。
浦佐駅は上越新幹線も停まる駅ですが、知名度は低い方ではないでしょうか。「浦佐」と聞いて、ああ新幹線の駅だなと思う人は、もう立派な鉄道マニアだと思います。地元でもない限り、普通の人は新幹線にそんな駅あるの?と思うかもしれません。


316.jpg浦佐は越後湯沢と長岡の間にある駅です。駅の名前はマイナーでも、ここはとても有名な方にゆかりのある土地です。政治家の田中角栄氏の銅像が駅前にあるのです。


217.jpg駅内は閑散としていて、新幹線の駅なのに、自動改札機も2つしかありません。改札内は何もないと言ってもいいくらいです。
駅弁は改札の外の待合室にある喫茶コーナーで販売されていました。包みの印刷にもありますが、隣の長岡駅の駅弁が販売されているようです。

駅からは田園地帯が続く、のどかな風景が見渡せます。
都会の中にあるだけが新幹線の駅ではないので、新幹線を降りたらこういう風景が広がっているのもいいかもしれませんね。

1 月 19, 2008

車窓百景(19)~釧網本線・緑-川湯温泉

カテゴリー: 車窓百景 view from train — しっぽしゃっぽ @ 9:00 am

20080119m.jpg釧網本線の緑駅から川湯温泉駅までの区間を、運転席横から眺めます。
今回はノーカット、編集なしバージョンです。撮影したままのデータで、音声もそのままです。
記事にも書きましたが、この区間は峠があるため、一駅ですが約15分間かかります。編集していませんので、映像も16分ほどかかります。ご了承の上ご覧ください。
また、デッキに立ったままで撮影しているため、一部画面が非常に揺れる場合があります。酔わないようにご注意ください。緑駅発車直後は、加速とポイント通過のため、特に揺れます。

最果ての釧網本線の中でも特に列車本数が少ない区間を乗車した気分になっていただければ幸いです。
前半は峠を登っていきますが、山頂にはトンネルがあり、抜けると今度は下り勾配です。
やがて前方に硫黄山が見えてくると川湯温泉駅に到着です。

1 月 18, 2008

釧網本線(2) 知床斜里~釧路

カテゴリー: JR Japan Railway company group, 鉄道 railway — しっぽしゃっぽ @ 9:00 am

125.jpg朝の知床斜里駅を後にすると、列車の向きが大きく変わります。オホーツク海に背を向けて、一気に内陸に向かって走り始めるのです。
車窓左手には斜里岳が大きく見えてきます。冷え切った空気の中、雪雲の切れ間から差し込む太陽が、その姿を照らし出しました。

216.jpg反対側は田園風景が続きますが、こちらはどんよりとした雪雲が立ちこめてモノトーンだけの世界です。
中斜里、南斜里、清里町など、集落にこまめに停車すると、原野の外れが緑駅です。夏に来れば、本当に緑が綺麗なのかもしれません。


315.jpg緑駅では行き違いのため比較的長い時間停車します。ホームに降りてちょっと歩いてみます。長い間ずっと列車に乗っていると、エコノミー症候群ではないですが、足が疲れてきますので、こうした長時間停車は旅行者にとってはありがたいです。地元の人は速く走って欲しいのでしょうけれど。

412.jpg対向列車がやってきました。キハ40とキハ54の混合の2両編成です。入れ替わりにこちらの列車が出発します。


512.jpg緑駅から次の川湯温泉駅の間は、釧網本線の中でも特に列車の本数が少ない区間です。緑発着、川湯温泉発着の列車は他に何本かあるのですが、ここを通しで走るとなると少なくなります。手元にある2007年12月号の時刻表では上下4本ずつしかありません。
この間には峠があり、道路から離れて山間部を列車だけが走ります。カーブを何回も曲がりながらゆっくりと越えていくのです。この一駅の間を走るのに15分程度かかります。
サミットのトンネルを越えて、正面にアトサヌプリ(硫黄山)が見えてくると川湯温泉駅に到着です。駅のホームには熊が鮭をくわえて出迎えてくれます。ここは屈斜路湖と摩周湖の中間地点です。
川湯温泉を出ると、再び広い大地を走り、ほどなく摩周です。


712.jpg摩周駅は昔は弟子屈(てしかが)という駅名でした。今でも町の名前は弟子屈町です。
近くに摩周湖があるので、観光地としての知名度と利用促進のために摩周に改名したのでしょう。弟子屈は字も読みににくいので、一般のお客さんには摩周の方が良いかもしれないですね。


613.jpg標茶(しべちゃ)を過ぎるといよいよ釧路湿原へと入っていきます。
釧網本線の網走側の見所がオホーツク海とすると、釧路側のそれは釧路湿原です。広大な湿原の中を走るのは列車ならではの車窓で、ぜひ堪能したいとスポットです。
茅沼駅に停車しました。窓の外を見ると、なんと丹頂鶴が3羽飛来して、雪の中を歩いています。この駅は丹頂鶴が来る駅として有名ですが、雪の中を本当に丹頂鶴が歩いている姿を見ると感動します。ましてやこちらは列車の中。全国でも貴重な車窓風景です。


810.jpg次の塘路(とうろ)駅では再び行き違いのため待ち合わせをします。広大な湿原の端に小さな駅とホームがあり、1両の列車がぽつんと止まっている様は、非常に絵になります。この駅には鹿が飼われていて、檻の中には何頭かの鹿がいました。
反対側からやってきたのは快速「しれとこ号」。1日1本の釧網本線全線を走る快速列車です。


910.jpg湿原を過ぎ、東釧路で根室本線と合流し、釧路川を渡ると、終点釧路です。長かった釧網本線の旅もついに終わりです。

108.jpg今日は素敵なプレゼントがありました。冬季に運転されているSL「冬の湿原号」の運転日で、ホームにはC11が牽引する列車が停まっていたのです。「冬の湿原号」は札幌から到着する、1番列車の釧路行きの「スーパーおおぞら」と接続してからの発車です。まだスーパーおおぞら号は到着していなかったので、比較的空いているホームでSLの撮影ができました。

126.jpg青く晴れた空に白い煙がたなびいている姿は立派です。専用の客車を牽いて、最後尾には今日では全く見なくなってしまった車掌車まで付いています。

1111.jpgホームで撮影していたら、SLに乗る老夫婦と出会いました。今日の日をとても楽しみにしていたとのこと。列車の旅が大好きなので、SLは特に乗りたいと話してくれました。私はこの後は根室本線に乗ることを告げると、そっちにも行ってみたいんだけどねと笑って見送ってくれました。

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