12 月 31, 2007

今年もありがとうございました

カテゴリー: その他 etc — しっぽしゃっぽ @ 9:00 am

今日は大晦日。2007年も終わりです。
あっという間の一年でした。今年はいろいろなイベントがあり、とても楽しい1年でした。
来年はもっと良い年になると確信しています。かなり良い期待感をもって年末を迎えることできて良かったです。

「風のおひるね」も今年はブログをスタートさせました。おかげさまで当初はぼちぼちでしたが、11月10日からは毎日更新ができました。この調子で来年も頑張っていきたいと思いますし、本体もきちんと整理したいと思います。

136.jpg身体も徐々に回復しており、一時期はずっと医者に通っていましたが、国内は少し旅行が出来るようになりました。
まだ飛行機に乗れないため海外旅行はしばらくお預けのままです。日本には良いところがたくさんありますので、来年も国内各地を紹介したいと思います。


227.jpg鉄道模型はメルクリンがいよいよ本腰を入れて新しいモデル等にチャレンジした年だったと思います。このままの勢いで来年も発売され続けるとちょっと怖いです。
PROZなどの新しい模型も発売されましたし、1番ゲージでJAMにも参加しましたので、活動的な年になったと思います。

326.jpg鉄道そのものの方も、地方のローカル鉄道が廃止されたりする一方で、新しい車両の導入などがあり、動きのある鉄道業界だったのではないでしょうか。


動画HPを見てくれている方、本当にありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。
最後は寝台急行「銀河」号の動画で今年を送りたいと思います。明日の元旦にはこの列車で動画版の初日の出を見たいと思います。
それでは皆様、良いお年を。

12 月 30, 2007

夜行列車に乗ろう

カテゴリー: JR Japan Railway company group, 鉄道 railway — しっぽしゃっぽ @ 9:00 am

はやぶさ【門司駅に到着した東京行き寝台特急「はやぶさ」】
今日ではめっきり数が少なくなりましたが夜行列車での旅はお奨めです。
ブルートレインだけでなく夜行自体が廃止の方向性にあるので、そのうち日本では夜行列車での旅行ができなくなる日も近いと思います。


富士【門司駅ではやぶさとの連結を待つ東京行き寝台特急「富士」】
夜行列車は前日の夜に出発地を出て、翌朝目的地に到着するような列車を言います。夜を徹して走ります。
夜行列車の魅力は「もっとも旅情を感じることが出来る列車」の一言に尽きるでしょう。普段通勤に使っている路線でさえ、夜行列車で通ると全く違った趣を感じることが出来ます。通勤電車では嫌なだけのラッシュの駅も、夜行列車から眺めると日常を切り取った絵画のように見えるから不思議です。

サンライズ瀬戸・出雲【岡山駅停車中の東京行き寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」】
現在、JRが運転する夜行列車は寝台特急(急行含む)と快速列車の一部だけです。年々廃止になっていますが、個人的には、その理由は公告されているような「利用率の低下」が主原因ではないと感じています。より旅客会社のコスト負担の少ない新幹線への誘導や、深夜帯に複数の旅客会社をまたがって運行しなければならない業務の煩雑さなど、会社側の理由が大きいのだと思います。
そういう意味では、このようなデメリットの前例があったにも関わらず、地域会社に分割してしまった国鉄民営化のやり方の悪い面が出ているのだと思います。まあ自動車中心の国家なので仕方がないとは思いますが・・・。


はまなす【札幌駅で発車を待つ急行「はまなす」】
夜行列車のメリットはいくつかあり、時間を有効に利用できることなどがよくあげられます。私の場合には、それに加えて寝台の場合には体が楽であること、旅情感ある旅行が出来ることが魅力です。
デメリットの筆頭には寝台料金が高いことが指摘されますが、これもそんなことはないと思っています。日帰り旅行なら別ですが、1泊しなければならないのであれば、新幹線+ホテルの方が高くついてしまうことも多いです。
旅行では夜行で早朝から行動できることは、趣味でもビジネスでも大きなアドバンテージになります。新幹線は移動速度早いですが、例えば東京から大阪の場合、どんなに頑張っても朝8時前に着くことは不可能です。距離が長くなり、盛岡、青森となると行動できる時間はどんどん減ってしまいます。

北斗星の食堂車グランシャリオ 【寝台特急「北斗星」の食堂車グランシャリオ】
また、実は座席に座って移動するというのは疲れます。寝台で真横に寝転がっていけるのは、例え寝られなかったとしても、本当に楽です。私は病気で体調が悪い時に移動する必要に迫られたことがありますが、飛行機はドクターストップでだめ、長距離バスも路線がない、という状態で夜行列車に助けられました。
バスは寝転がれないですし、車内で移動したりして気分転換も出来ません。エコノミークラス症候群ではないですが、こういう移動は本当に疲れます。

あけぼの【新津駅停車中の上野行き寝台特急「あけぼの」】
現在は東京-札幌間の列車でも、昼間だけで1日で移動できてしまいます。実際に新幹線+特急+特急で札幌まで行ったことがありますが、夜行で行く方がずっと疲れませんでした。
旅行者から見ると、様々な交通手段があることが便利な状態であって、夜行バスしかない、新幹線しかない、飛行機しかない、といった状態は、実はとても不便です。私のようにもし飛行機に乗れなくなったら、それだけで移動できなくなるような地域が、この文明国日本には存在します。こういう状態が豊かだとは思えませんし、企業の競争原理上もよくないと思います。


夜の山陽本線を行く【深夜の山陽本線を快走する「はやぶさ・富士」の最後尾車両からの眺め】
今走っている夜行列車は、大きく3つのタイプに分けられます。寝台車両、座席車両(カーペット等を含む)、個室車両です。
寝台車は昔からあるオープンスペースにベッドが並んだタイプのものです。1車両にみんなが乗りますので、女性の一人旅では心配という場合もありますが、最近では女性専用車も連結されています。
座席車両は主に快速や急行列車にあって座席に座って一夜を過ごすタイプです。これは正直なところ夜行高速バスと同じですので、料金を考えると高速バスの方がお奨めです。まあ変わった気分の旅行をするという点では良いかもしれません。
最後に個室ですが、近年の寝台特急では必ずと言っていいほど連結されています。全車が個室の列車もあります。プライバシーが守られるというか、他人を気にしなくても良いので昨今の時勢に合っている車両ではないでしょうか。個室は1人用だけでなく、2人用、4人用などもあります。


北斗星【札幌駅で発車を待つ上野行き寝台特急「北斗星」】
せっかく乗るなら寝台か個室で行きましょう。
注意したいのは、個室の方が必ずしも良いわけでもない、ということです。おそらく多くの旅行関係の本や旅行会社では個室の方が良いという風潮で紹介されていますが、用途と好みによります。
まず個室は座席数(部屋数)が少なくてチケットが取りづらく、価格も(開放寝台と比較して)高い場合が多いです。また部屋として仕切られていますので狭いです。B寝台車では天井が低くて個室の中で立つことが出来ないことも多々あります。
開放寝台(普通の寝台)は他人のベッドが、上下または通路スペースを挟んで左右に隣接しているので気になることもありますが、カーテンを敷いてしまえばプライベートな空間が実現できます。私の家内も個室は狭いから開放寝台の方が良いと言っていますので、女性でも好みによっては開放寝台の方が良い場合もあります。2人か4人なら開放寝台でもセミ個室のようになるケースもあります。しかし荷物を置くスペースが狭いのと、一人旅では盗難には十分な注意が必要です。


北斗星【カシオペアカラーの機関車に牽引されて上野駅に到着した「北斗星」】
夜行列車では寝られる、寝られないに限らず、就寝している人がいますので静かにしていなければなりません。話をしたいときにはロビーカーやロビースペースがある列車なら、そちらに移動しましょう。
それでも敢えて一人で静かに考える時間を持つことも夜行の醍醐味です。忙しい今日ではこういう時間は貴重で贅沢です。真っ暗な車窓に向かって考え事をするもよし、読書するもよしです。


深夜の風景【「サンライズ瀬戸・出雲」から眺める深夜の上郡駅付近の光景】
私がもっともお奨めする夜行の楽しみ方は夜の風景を眺めることです。
これは夜走っている夜行でない列車ではできません。車内の照明が消されるか、個室のように自分で調整できる夜行列車でだけできる特典です。
夜、列車から人の景色を眺めると何が見えるでしょう。何も見えない、というのが一般的な印象だと思います。何も見えないのは、車内の明かりで外の景色が消されてしまっているからです。ただ黒い窓があるようにしか見えません。ところが部屋の電気をすべて消して窓の外を見るとどうでしょうか。そこには見えなかった夜の景色が浮かび上がってくるのです。
人気のない田園、静かに波が寄せては返す海岸線、誰もいない山間部に煌々と照らされている自動販売機の明かり、遠くを走る高速道路のライトの列、空高くに輝く星々等、本当に様々な景色があるのです。
昼間とは違ってこの景色が流れていくのを見ていると、知らぬ間に時間が過ぎていたなんてこともあります。


新津駅ですれ違うあけぼのと日本海【寝静まった新津駅で密かにすれ違う青森発上野行き寝台特急「あけぼの」と大阪発青森行き寝台特急「日本海」】
夜行列車は夜間はずっと走り続けているわけではありません。時刻表では通過になっている駅でも、運転士が交代したり、機関車を付け替えたり、時間調整したりで、2時間に1度くらいの割合で駅や信号所に停まっていきます。
誰もいない真っ暗ホームで、乗務員が交代するのが窓から見えたりすると、がんばっているなあと感動します。


朝焼けの東海道本線【「サンライズ瀬戸・出雲」の個室から見る朝焼け】
やがて空の端が白くなってきて感動的な朝を迎えます。
一睡も出来なかったとしても、こうして楽しんでいると、あっという間に目的地に着いてしまいます。
新幹線の3時間よりも、寝台列車の10時間の方がずっと短く感じることさえあるのです。


オホーツク【深夜の札幌駅出発直前の網走行き特急「オホーツク」】
寝台列車というと何か特別な豪華な列車といったイメージがあるような気がしますが、もっと気軽に乗れても良いと思います。
日本にはそういう列車はとても少ないですが、例えブルートレインがなくなっても、電車や何か別の形で今後も夜行列車が存続するといいなと思います。
深夜の在来線は貨物列車が数多く走っています。もし、JR貨物のように長距離列車部門が独立して旅客会社になっていれば、夜行列車の形も変わっていたかもしれませんね。
一方、米国やヨーロッパにはまだまだ寝台列車が走っていますので、そういう国に乗りに行くのも楽しいと思います。


動画動画ですが、今は定期列車としては廃止されてしまった夜行「オホーツク」号です。
雪が降りしきる深夜に上川駅で上りと下りのオホーツク号がすれ違います。網走行きの夜行オホーツク号の車内から、札幌行きの列車とすれ違うところを撮影したものです。

12 月 29, 2007

去りゆく年と列車

カテゴリー: JR Japan Railway company group, 鉄道 railway — しっぽしゃっぽ @ 9:00 am

東京駅の銀河号今年も残すところあと少しになりました。
1年が経ってまた少し時代が進むわけですが、過去と一緒に去っていく列車もあります。その代表格が寝台特急ではないでしょうか。
ブルートレインとして一世を風靡した客車夜行特急も、国鉄が民営化されてからは数を減らし、今年度でさらに大幅に減少します。
年末はそんなブルートレインを振り返ってみたいと思います。


横浜駅を発車寝台急行「銀河」号も来年の3月で廃止となります。
銀河号は東京-大阪を結ぶ寝台夜行列車です。いまはほとんどなくなってしまいましたが、急行列車ですので料金が安く、寝台料金を含めても新幹線とほぼ変わらない料金になります。また最終の新幹線が発車した後に東京を発ち、始発の新幹線よりも早く大阪に到着します。
新幹線と変わらないんだったら速い新幹線を利用するという解釈が時代の流れかもしれませんが、夜行で寝ている間に到着する便利さ、快適さは新幹線にはない貴重なものだと思います。


深夜の駅を貨物列車が通過する先日大阪に行くときに、乗り納めのつもりで、東京発大阪行きの「銀河」で行きました。車内は満席。鉄道マニアだけでなく一般の利用者も多数いる中、廃止になってしまうのは世間で言われているように「利用率の低下」が主原因とはとても思えません。
東京を発車した銀河号は、都会の喧噪の中をこまめに停車しながら東海道を下っていきます。
朝に大阪に着かないといけませんから、あまりがちになる時間を深夜帯に駅で時間調整をしながら進んでいくのです。この間に何本かの貨物列車に追い越されていきます。深夜の間は沿線はひっきりなしにコンテナの貨物列車が走り抜けていきます。貨物輸送が流通の一端を担っていることを実感できます。


車窓から朝日が昇る冬では遅いようやく日が昇る頃関西圏に入ります。京都を過ぎると車窓に朝日が昇り、ほどなく大阪です。
ふだん新幹線であっという間に着いてしまいますが、銀河号では朝早く着きますので1日がより有効活用できると思います。
銀河号が到着した隣のホームには、青森からの寝台特急「日本海」号が到着したばかりでした。こちらも3月から減便されてしまいます。


大阪に到着した銀河号銀河号は大変便利な列車ですので、客車運転でなくても、電車か何かで代替の輸送手段を確保して欲しい列車でした。
あと少しですが、無事に最後まで走って欲しいと思います。

12 月 28, 2007

PROZの夜景

カテゴリー: 日本型 Japanese railroad model, 日本型Z Japanese Z, 鉄道模型 railroadmodel — しっぽしゃっぽ @ 9:00 am

prozジオラマのパーツをはめ込みましたので、踏切がちゃんと出来ました。
後ろの方ではコンビニの看板も立っています。


proz今日は夜景を中心に見ていきたいと思います。
PROZが想定しているシーナリーのひとつが夜景です。単にジオラマ付きのレイアウトというだけでなく、建物には照明が標準装備されていることや、車両もすべて常点灯システムが装備されていることからも、気合いの入れ方が伺えます。
誤解を恐れずにあえて言い切ってしまうと、PROZは夜景を手軽に楽しむための鉄道模型だとも言えると思います。それくらい夜景のシーンは遊べます。
リビングでアルコール片手に闇を切って走る列車を眺める・・・そういう楽しみ方が出来ます。
情景的にはブルートレインセットの方が良かったかもしれません。24系の富士とかはやぶさとか出してくれないかなぁ。


proz動画でも見ていただけますが、LEDの車内照明はほとんどちらつきませんので、流れる光の帯を見ていると癒されます。
電気を消すと、レイアウトの半分が町で半分が田舎になっている理由がわかります。町の部分では光がいくつもあって華やかですが、田舎に行くと列車からの照明で木々や川面が浮かび上がるのです。半周ごとにこの情景が交互に繰り返されます。
個人的には川面に列車の光が映っていくのがとても感動的でした。


prozさて、PROZの特徴について書いてみたいと思います。
PROZは日本型Zゲージですが、以下のような特徴があります。

(1)完成ジオラマ付きのレイアウトでの販売
→線路単体も後日発売予定です。
(2)建物、車両のすべてが照明付きで販売
(3)鉄道模型新規参入メーカーの製品

特に(1)が従来のNゲージとは一線を画す部分だと思います。これはあくまで個人的な推測に過ぎないのですが、ジオラマ付きのレイアウトを販売したいと考えたときに、国内の住宅事情や商品梱包、価格等を考慮した結果、サイズがZゲージになったのではないかと思います。
つまり、先にサイズ(Zゲージを売りたい)があったのではなくて、情景を手軽に楽しめる鉄道ジオラマを売りたいという考え方ではないかと思うのです。そうするとNでもサイズが大きかったのではないでしょうか。

proz海外ではノッホやメルクリンからZゲージのトランクレイアウトが発売されています。あれはジオラマ付きの持ち運べるレイアウトです。
日本ではクラフトさん(風のおひるねのリンク集からHPが見られます)から、トランクレイアウトに照明等のギミックをふんだんに盛り込んだ製品が発売されていますがオーダーメイドが主流でした。あのクラフトさんのような製品を、もっと手軽に廉価に楽しんで欲しい。そんな意図がPROZからは感じられました。
PROZがトランクに入っていないのは、とにかく価格を抑えたからだと思います。ジオラマコース基本セットの希望小売価格は26,800円です。これで着色されたレイアウトベースと情景、線路、建物、照明がすべて入っているわけです。
実はジオラマコースを裏返すと、背面とジョイント面の一部は段ボールで作られていることがわかります。また、箱の中には余分な梱包材や包装は一切なく、ジオラマがそのまま入っています。わずかに数個の発泡スチロール片で押さえられているのと、ぷちぷちシートが下半分に敷かれているだけです。ゴミを出さないという点でも素晴らしい梱包だと思いましたが、ここまで徹底したコスト意識の元に計算されている商品だということです。
本音を言うと、アクリルケースも付属していると良かったとか、箱から出した状態でもしまっておけるような工夫があるといいなと思ったのですが、そうすると価格を上げなければならないので、今はなくても良いと思っています。


proz造形がどうとかと言うと、それなりです。決して最高級とか高精細というわけではありません。メルクリンと比較したらだめです。
しかし価格を考えると非常に良くできていてバランスがとれていると思います。Nゲージには十分対抗できる範囲でしょう。
ジオラマも一体成形ですので、まあそれなりですが、着色や川と海の表面のテカリを出す塗料等、範囲内での努力が見事です。
ストラクチャーも、家が3軒、ビルが3軒、コンビニが1軒、駅のホームが1面と駅舎が1個、トンネルが1カ所2線、橋梁が種類が異なるものが3個、踏切1カ所、ミニカー2台と、これだけ付属しています。慣れれば寂しく見えてもっと欲しくなりますが、夜景でも鑑賞できる最低限のラインはクリアしています。鉄道模型レイアウトとして最小限のフルセットが揃っています。


prozここまで頑張って製品化したPROZの最大の見せ場はやはり夜景です。
従来の鉄道模型は車両のコレクションとディテール、写実的なジオラマが重視されていたと思います。「鉄道」という大きなカテゴリから見た場合には、車両は主役ではあると思いますが、それだけではありません。
いままであまりなかったテーマ「夜景」をターゲットにしたのは面白い試みではないでしょうか。
さきほどのそれなりのレイアウトや車両も夜景になるとぐっと雰囲気が変わってきます。
闇はチープな造形を隠し、車両の細かなエクステリアも消えてシルエットに変わります。するとそこには、駅ビルの窓から眺めているかのような光景が浮かび上がってくるのです。
この路線が受け入れられるかどうかはわかりませんが、今後もぜひ発展を目指して頑張って欲しいと思います。
そういう意味では従来の鉄道模型ユーザーではない人に指示されて欲しいと思います。


proz今後のPROZはジオラマコースの拡張コースと車両の充実が計画されています。線路の単体発売もされますが私は要りません。自分でレイアウトを作りたいという人には単体線路は良いかもしれないですね。
レールよりも別売りストラクチャーの方が気になります。ビルや家は欲しいですし、車にも照明が欲しいですね。人も必要だと思いますので、プライザーのように様々な(日本の)人を発売してもらえるとうれしいです。変わったところでは東京タワーとかベイブリッジとか、照明を点けたときに主役になれるランドマークも別売りすると良いのではないかと思います。
車両は総武線と常磐線が用意されているみたいですが、これはE231系の型がそのまま使えるからでしょう(色違いでラインナップを増やせる)。走らせてみて思ったのは、やはり「夜景」なので、照明が綺麗な列車や夜行列車が欲しいです。カシオペアや285系(サンライズ瀬戸・出雲)等が出るといいなと思います。
私もPROZでは照明と夜景に力を入れてカスタマイズしていきたいと思います。


動画最後に動画です。
こたつの上で走らせています。通常の走行シーン、最高速での走行、夜景のシーンを収録しました。
ジョイント部を走るところをアップで撮影していますので、車内照明や走行の安定度を確認していただけるのではないかと思います。

12 月 27, 2007

日本型Zゲージ「PROZ」登場!!

カテゴリー: 日本型 Japanese railroad model, 日本型Z Japanese Z, 鉄道模型 railroadmodel — しっぽしゃっぽ @ 9:00 am

ついに東京マルイから日本型Zゲージ「PROZ」シリーズが満を持して発売されました。
製品発表、夏の国際鉄道模型コンベンションと期待を募らせていただけに、ようやく届いてうれしいです。

PROZの特徴や今後への期待はまた後日書くとして、気になっている人も多いと思いますので、今日はまず製品そのものを紹介したいと思います。
発売日は12月17日でしたが、私は基本ジオラマセットと山手線車両セットを予約していたので、山手線の発売日である21日後にまとめて出荷されました。当初の予定よりも発売が延び延びになったので、今年の春先に入金してからずいぶん待ってからの出荷となりました。

購入したのは、(1)完成ジオラマコース基本セット、(2)山手線7両基本セット、(3)パワーパックの3つです。
17日にはEF65と20系のブルートレインセットが同時に発売されていたので、車両をこちらしておけばもう少し早く届いたと思います。ただ私の世代ではブルートレインは24系車両のイメージが強いので、あえて山手線にしました。

prozジオラマコース基本セットの箱はかなり大きいです。メルクリンのスターターセットが小さいことを考えると、Nゲージよりも大きい箱には少々びっくりしました。しかしこれは線路だけではなく、完成した地形や建物が付いているからで、仕方がないかなと思います。
写真のようにこたつのテーブルから少しはみ出る程度、ノッホの大型トランクレイアウトくらいの大きさがあります。


proz箱にはレイアウトがぎちぎちに詰められていました。取り出してジョイント部を合わせてカチッとはめ込むだけでレイアウトは完成です。数秒の作業であっという間にできるのはお手軽ですごいです。この発想は新規参入メーカーらしくていいですね。
ちなみにジョイントを外すときは、レイアウトを折りたたむようにして持ち上げるだけで簡単に外れます。メルクリンHOのCトラックのような感じです。

レイアウトは単線のオーバルが2周になっています。途中にはトンネルあり、鉄橋あり、駅あり、少しだけですが勾配もあって、変化に富んでいて飽きません。上手に造られていますね。


prozジョイント部はコネクタがあるだけでレールは接続されません。
ただし位置はぴったりとかみ合うようになっています。この部分の左右はフィーダーになっているようです。リード線をうまく下から処理しているあるのは目立たなくて好感が持てます。

prozレールはねじ等でしっかりとレイアウトベースに固定されています。びくとも動きません。
他の構造物も一体成形かしっかりと固定されていて、運んだりする際に気を遣うことはありません。木が二本だけ生えていますが、これもベースにしっかりと突き刺さっていました。


prozジオラマ写真の右上の部分にはトンネルが写っていますが、トンネルはまるごと取り外せます。脱線やメンテナンスの対策も完璧です。
トンネルを外すと、トンネル内でレールがクロスしていることがわかります(単純なクロスでダブルスリップではありません)。
ここで列車は外と内のオーバルを入れ替わります。列車は内側のトンネルに入ると外側から、外側のトンネルに入ると内側から出てきます。


proz給電はレイアウト手前のコネクタに2本配線するだけです。
黒い方がレールへの給電、白い方が建物のLED照明への給電線です。どちらもパワーパックのコネクタと繋ぎます。


prozジオラマの付属品として、車が2台、踏切、コンビニの看板、駅の柵が別途梱包されています。輸送中に折れたりすることを避けるためだと思われます。これらもはめ込むだけです(今回ははめ込まずにとりあえず走らせてみました)。
駅の柵だけが別になっているのは、将来的に別のモジュールと接続した際に、駅のホームを延長することが出来るからです。今回は駅の端を柵で止めておくと、情景として違和感がないようになります。


prozパワーパックはKATO製のNゲージのものに似た形です。鉄道模型をやったことがなくても操作には迷わないと思います。
コントロールつまみはまさにNゲージのKATOと同様の形に付け替えることもできるようになっています。

proz将来的にポイント切り替え機等をつけられるようにするのか、側面には拡張端子が用意されていました。


proz車両セットです。山手線色のE231系7両セットです。いきなり7両というのが良いですが、このレイアウトには少々長い感じもします。
上から3台目が動力車でモーターが入っています。その他はすべて付随車です。


proz線路に並べてみました。パワースイッチはないので、ACアダプタを差し込むと即電源が入り、建物には照明が灯ります。常点灯システムのつまみをひねっておくと、停車中の列車にもライトが付きます。
常点灯システムのつまみで調節できるのは列車のLEDだけで、建物のLEDの明るさは調節できません。常に明るく点きっぱなしです。
駅のホームや建物にも明るく照明が灯って、殺風景なレイアウトも何か楽しげになりました。
どうでしょう。すばらしい存在感です。かなり雰囲気良く再現されています。予想以上にできが良くて驚きました。
車両にはシールが付属していて、きちんと貼れば行き先等も再現できます(写真は箱から出したままの状態です)。
ここまで、箱から出してものの1分でした。まさに手軽に机の上で本格的なレイアウトが楽しめるというコンセプト通りです。今までにないアプローチで完成度はかなり高いです。


proz常点灯システムですが、かなり明るくて安定しています。コンデンサーがうまく機能しているのか、ちらつきは停車中も走行中もほとんどありません。本当に綺麗です。
部屋の電気を点けていても、写真のように切り通しの壁面に車内照明が映るほど明るいのです。

prozちなみに照明を消すとこんな感じですので、差が歴然であることがおわかりいただけると思います。


proz車両前面の前照灯/尾灯も進行方向によってきちんと切り替わります。コントローラーに切替スイッチがあり、前進/後進を切り替えるとライトも切り替わります。
停車中に常点灯をオンにした状態で、前進→中立→後進とスイッチを切り替えると、列車のライトが、前照灯→オフ(消灯)→尾灯と変わります。


proz町の部分はこんな感じです。
町としてはやや寂しいですが、部屋の電気を消すとぐっと雰囲気が出ます。
今後発売予定の増設レイアウトパーツで町を大きくすることができるようです。
proz列車はトンネルの中では一段とライトが綺麗です。全体的に夜景に重点を置いた作りです。


prozこれが動力車です。良いディテールで実車がうまく再現されています。
モーターが非常に上手に処理されていますので、ぱっと見た目には違和感はありませんし、室内灯への影響もありません。他の車両と同様の照明状態です。相当頑張っています。
シングルアーム(パンタグラフ)はプラスチックですが、手動で昇降できますし、あげたまま走行してもトンネルや鉄橋には引っかからないように設計されて造られています。

走行時はモーターの音がややうるさいのが気になりますが、走行性能は極めて安定しています。
線路が完全に固定されていて遊びが全くないことや、ジョイント部の処理を考えると、集電状態はベストとは言えないと思いますが、それでもぎくしゃくせずに滑らかに走ります。相当調整したのではないかと思いますが、技術の粋を集めたという感じが伝わってきます。
これ全部(車両セット、コントローラー、ジオラマ)で価格は5万円程度だと考えると、大変良い出来映えだと思います(私の場合、実売価格で約4万5千円)


prozさて最後に、このブログを見ていただいている人にとっては気になる実験をしてみました。
メルクリンのZゲージを走らせてみました。ちゃんと走りました。
常点灯システムもそのまま利用できます。写真のGG1は停車状態で撮影したものですが、ちゃんとヘッドライトが点いていることが確認できると思います。
ただし、メルクリンの場合、パンタグラフをあげるとトンネルや鉄橋に引っかかってしまうので、パンタを下ろしておかなくてはなりません。
またGG1ではカーブがきついので、トンネル内のS字とクロスの連続する箇所等で一部脱輪することがありました。小さいSLでは大丈夫でした。
メルクリンを走らせてみると、PROZの車両の優秀さがわかります。耐久性はまだ不明ですが、走りは全然負けていません。専用セットなので安定感ではPROZの方が良いように感じられました。
今後、いろいろな車両を走らせて実験してみようと思います。


prozファーストインプレッションとしては非常に良くできている素晴らしい製品だと感じました。失礼ですが、正直ここまできちんとまとまっているとは思っていませんでした。
Nゲージとは客層が異なると思いますので、比較するとかそういう製品ではないと思います。
省スペースで、でもそれなりに、鉄道模型を楽しんでみたいと思っていた人にはぴったりの商品です。
日本型HOのようにめちゃくちゃな高価格ではなく、模型として常識的な価格で、ここまで詰め込んだメーカーの努力は評価できると思います。
メルクリンのように非常に精巧であるとか、架線集電が出来るとか、そういうタイプの模型ではなく、Nゲージをそのまま小さくしたような日本らしい製品です。しかし安定した走行感、ライトの演出といったこだわりに技術を注ぎ込んだ遊べる商品だと思います。

PROZの記事は明日も続きます。

次ページへ »

HTML convert time: 0.855 sec. Powered by WordPress ME