11 月 25, 2007

車窓百景(14)~秋田内陸縦貫鉄道(その4)

カテゴリー: 車窓百景 view from train — しっぽしゃっぽ @ 9:00 am

阿仁マタギ駅の案内板阿仁マタギ駅に戻ってきました。あたりは本当に静かです。
列車が来ると山々にガタンゴトンという音が反響します。しばらくすると赤い1両の列車が走ってきました。これで角館まで行きます。


阿仁マタギ駅阿仁マタギ駅を出るとすぐに長いトンネルに入ります。十二段トンネル。内陸線で一番長いトンネルです。近代的な施設が新線区間であることを実感させます。
トンネルを出ると田沢湖側の山間部。角館が一気に近づきます。


黄昏の車窓山間の日没は早く、もう夕焼け空が広がっていました。

動画車内は阿仁マタギ駅から乗った人もいて相変わらずの盛況ぶりです。さっそく酒盛りを始めているグループもいます。賑やかで活気がありました。

11 月 24, 2007

打当温泉マタギの里

カテゴリー: 国内旅行 domestic travel, 旅行 travel — しっぽしゃっぽ @ 9:00 am


打当温泉マタギの里阿仁マタギ駅から送迎の車で数分。打当(うっとう)温泉マタギの里にやってきました。
ここは温泉だけでなくマタギ資料館も併設されています。観光施設ですが地元色が強く、県内や近隣の方のくつろぎの場となっているようでした。


熊建物に入るといきなり熊がお出迎えです。
温泉は内湯と露天風呂に加えて貸切の家族風呂もあります。せっかくですので貸切風呂にも入ってみました。お湯は無色透明で熱いです。最初の10分くらいはずっと水を出して冷ましていました。

家族風呂後で内湯と露天風呂にも入りましたが、露天風呂ではなんと熊の彫像の口からお湯がこんこんと流れ出ていました。さすがマタギの里です。


熊肉ラーメンお風呂から上がったら腹ごしらえ。熊肉ラーメンなるものがありましたので注文してみました。
その名の通り熊肉が入っていています。熊の肉は初めて食べましたが、かなり固い食感です。栄養満点で精がつきそうな感じでした。

どぶろくソフトデザートには、どぶろくソフトクリームをいただきました。このソフトクリームは本当にお酒の味がします。子供だったら酔っぱらってしまうかも。どぶろくというだけあって、つぶつぶの米(?)もそのまま付いていて本物感ばっちりです。


熊の敷物お酒どころ秋田でもマタギの里のどぶろくは有名らしく地元で製造したものが直販されています。しかし観光客向けというよりは地元の方向けのようで量り売り。なんと看板には「容器を別途ご用意ください」とか「お一人様一升までとさせていただきます」等と書かれていました。お一人様一升ってものすごく多いような気がしますが・・・。

豪石サイダーさあ、ここで「豪石サイダー」の出番です。何回か前のブログで紹介したご当地ヒーロー「超神ネイガー」の関連商品のサイダーです。旅行者の私は容器は当然持っていなかったのですが、ザックの中をあさってみたら豪石サイダーが出てきたわけです。このときまではちゃんとサイダーが入っていたのですが、せっかくの機会なのでサイダーは一気に飲みました。
売店でこの容器で良いか訪ねると、あっさり「二合ですね」との返事が。量を聞いたつもりではなかったのですが話が早いです。続いて豪石サイダーを渡すと、いきなりフタの部分に千枚通しのようなもので穴を開けて加工してもらえました。まだ発酵中らしいのですが、地元の方が待ちきれずに売ってくれというので販売をはじめたとのこと。移動中に容器が爆発しないようにしてくれたのでした。「絶対に傾けないでくださいね」と言われてしまいました。


熊の敷物併設されているマタギ資料館を覗いてみます。大きさは小さいですが内容はたっぷり。マタギの生活の様子から周囲の自然までよくわかる展示内容でした。
クイズも用意されていて初級、中級、上級とあるのですが、きちんと資料館の中身を見て覚えないと、初級ですら危うい本格的なもの。新聞記事やマタギについての書籍も販売されており、個人的にはかなり堪能しました。


ゆっくり休んでお土産も買って駅に戻ります。予定では急行もりよし号に乗る予定でしたが、予想以上に見所があり1本後の普通列車に変更しました。

11 月 23, 2007

車窓百景(13)~秋田内陸縦貫鉄道(その3)

カテゴリー: 写真 photo, 車窓百景 view from train — しっぽしゃっぽ @ 9:00 am


急行もりよし号比立内から先は第三セクターの内陸線になってから建設された新線の区間です。

紅葉内陸線はいろいろなことに取り組んでいて、日本で一番最初に女性運転士が誕生したのも内陸線でした。がんばっている様子は地元の利用率の高さからもわかるように思います。
比立内駅では鷹巣行きの急行列車「もりよし号」とすれ違いました。


比立内橋梁からの眺め新線区間に入るとすぐに景色のハイライトです。「比立内橋梁」は高さもあり、遠くまで山並みが見渡せる車窓紅葉狩りのポイントです。ここでも列車は徐行してくれました。
この橋を渡り終えると本当に山間部に入ります。国鉄時代に比立内までしか線路がなかった理由を感じさせます。

奥阿仁駅新しい区間ではトンネルが多くなり山々の間を貫いて走ります。


阿仁マタギ駅山深くの阿仁マタギ駅で途中下車しました。周囲にあるものは大自然だけ。熊がひょっこりと顔を出しそうな駅です。しかしかなりの数の乗客が下車しました。
ここから約2Kmの場所にはマタギの里として温泉や熊牧場があるのです。徒歩で行くのはしんどいですが、事前に電話をすればマタギの里の人が無料で車で送迎してくれます。私たちが駅に到着した時にはもう車で待っていてくれました。


阿仁マタギ駅を発車する列車列車が走り去ってしまうと、本当に静かで鳥のさえずりや風の音がするだけの自然に帰ります。

動画

11 月 22, 2007

車窓百景(12)~秋田内陸縦貫鉄道(その2)

カテゴリー: 写真 photo, 車窓百景 view from train — しっぽしゃっぽ @ 9:00 am


阿仁前田駅合川駅で出ると車窓右手に阿仁川が姿を現します。列車は川に沿って山里を繋いで走っていきます。
阿仁前田のあたりはつい先日大きな水害に見舞われた地域で、まだその爪痕が残っていました。川床に巨大な木が流れされていたり、建物が崩れていたりして痛々しいです。

田園風景内陸線も一時期不通になりましたが早期に復旧しました。車内で取り残された人々を地元の人が救助支援したりしたそうです。ただ、まだ線路の脇がビニールシートで応急措置になっている箇所があり、そういったところでは徐行して走ります。
阿仁前田駅には温泉も併設されています。入っていこうかと思ったのですが、今日はあいにく休館日でした。残念。


イチョウの木川の崖っぷちに沿って進むとやがて対岸に大銀杏が見えてきました。1本だけ黄色い葉をいっぱいにつけていて実に見事です。

北緯40度ラインが通っている公園やがて列車は阿仁合(あにあい)駅へと入っていきます。このちょうど北緯40度近くです。内陸線も北緯40度を越えて南北を結んでいます。実際に40度線が通っているところには線路の横に公園があって、通過ラインが示されています。

内陸線の車庫阿仁合駅には内陸線の車庫もある中心駅です。

車両を増結私の乗った電車もここまで1両編成でがんばってきましたが、乗客がかなり増えてきたせいか、この駅で後ろに2両追加して堂々の3両編成になりました。ローカル線で平日3両というのは立派です。阿仁合ではさらにお客さんが乗り込んでどの車両も盛況です。


大又川橋梁からの眺め阿仁合を出ると徐々に山が深くなっていきます。笑内(おかしない)という変わった名前の集落を過ぎると、沿線のハイライトのひとつである「大又川橋梁」を通過します。

運転席の横から高い橋の上から見下ろす川と紅葉した山々が大変美しく素晴らしい景色です。列車はかなり速度を落として走ってくれますので、景色を存分に楽しむことができますし、観光の案内放送もあります。


動画明日はいよいよマタギの里へと進んでいきます。

11 月 21, 2007

車窓百景(11)~秋田内陸縦貫鉄道(その1)

カテゴリー: 車窓百景 view from train — しっぽしゃっぽ @ 9:00 am

田園鷹巣から秋田内陸縦貫鉄道に乗って秋田県の山間部に入ります。そこはマタギの故郷で豊かな自然が残されている土地です。
秋田内陸縦貫鉄道(通称内陸線)は平成元年に全通した比較的新しい鉄道です。国鉄の赤字ローカル線を引き継いだ第3セクターの私鉄ですが、国鉄時代には線路は繋がっておらず、鷹巣~比立内までの「阿仁合線」と、角館から松葉までの「角館線」の2つのローカル線に分断されていました。これを第3セクターの会社が工事をして繋げて、現在の鷹巣~角館までの鉄道となりました。
総延長約94Kmと長い鉄道ですが、全線が秋田県の山奥を走っています。山間部の町を発車して、ずっと山奥を走って、終着も内陸部にあるという日本ではとても珍しい鉄道です。


鷹巣駅距離が長いですので、今日から何回かに分けて紹介します。
第1回目は鷹巣駅から桂瀬駅まで。「田園編」といった感じの風景が続きます。


内陸線の車両内陸線は鷹巣、角館の両方でJR線との接続があまり良いとは言えません。時間帯によってはかなり待ちます。鷹巣駅でも少々待ち時間がありました。
しかし内陸線の小さな駅舎にはすでに人がいっぱい。地元の方がほとんどです。愛されている感じがしました。
1両しかない小さなディーゼルカーは発車前に満員です。ぎりぎり立ち客が出ないほどの乗車率です。平日日中の時間帯であることを考えると、まずまずの業績ではないでしょうか。

合川駅での行き違い列車向かい合わせになった合川駅で降りるおじさんと話しながらの道中となりました。おじさんは秋田市まで用事に行ってきた帰りのようです。

内陸線その1合川は今回の映像の範囲内では一番の大きな集落でした。乗客もどの駅でもこまめな乗降があり、合川からはついに立席が出るほどの混雑です。私と同じで沿線の紅葉を見に行く行楽客も多いようですが、言葉を聞いていると皆さん近隣から来られているようでした。

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