1番ゲージってどういうもの?
1番ゲージの基本情報について、書いたことがなかったように思いますので、いまさらですが、簡単にまとめておきます。
写真で見ただけではわからないことも、イメージしやすいようにしてみました。
まず大きさです。
これは写真ではなかなか伝わらないなぁと思っていました。
写真では普通の鉄道模型と同じように見えますが、実際にはかなりの大きさがあります。走っているところはちょっとびっくりします。
成城1番メンバーに車両を持ってもらいました。ヨーロッパでは普通の客車です。
持っている人は青いシルエットにしましたが、大人の男性で身長は約170cm程度の人です。
車両1両がこのくらいの大きさになります。
続いて重さです。
これも写真では全くわかりません。
最初は標準的な機関車として、架線のテストでも使ったE44電気機関車です。
こちらの車両1両の重さになります。
車両によって重さは変わりますが、E44は普段「1番ゲージでは普通の機関車」と感じている車両です。
ずばり、6.0Kg(箱込み)と出ました。
箱は段ボールと発泡スチロールでできていますので、あまり重さはありません。機関車が5Kg台であることがわかりました。
続いて重たい車両です。
成城1番では、そのあまりの重さから通称「月の石」と呼ばれているE91です。
持てないほどではないのですが、見た目が箱形で比較的小さいにも関わらず、ずっしりとした重量感があります。
実際に持ち上げた人がみんな、この形状でなんでここまで重たいの?と感じることから「月の石」とネーミングされました。
なんと、9.6Kgもあります(箱込み)。約10Kgです。
E44の1.5倍の重量です。やっぱり重たいですね。
ちなみにこれだけの重量になると、もう模型の範囲をだんだん超えるような現象が起こります。
まず脱線すると非常に危険です。
上記の重量はあくまで車両1両の重さであって、実際には何両かの編成で走ります。それだけの質量を持った物体が、けっこうな速度で走りますので、万が一脱線した場合には大きな事故に繋がります。
NゲージやHOですと「あ、脱線しちゃった」って感じですが、1番ではまさに「事故った!」です。
脱線した部分の線路は、最悪、分解したり壊れたりしますし、周辺のものも当たれば壊れるケースがあります。もし人に直撃すると怪我をします。
成城1番の運転会では、走行スペースの周囲から直近の線路まで最低50cm程度は距離を置く等、安全運行に努めていますが、むやみに走っている列車に手を出すと危険ですので絶対にしないでください。模型が壊れるのではなく、人間の方が怪我をする可能性があります。
長時間走っていると、列車の重みによる力の作用で、だんだんと線路がずれたり外れたりすることがあります。
ですので保線は非常に重要です。
運転会中も常時監視しており、線路のずれを直したり、力がかかってジョイントが緩くなり電圧降下を起こす箇所にバイパスを打ち込んだり、線路上の汚れ(油や摩擦による粉等)で通電状態が悪化する箇所を修正したりしています。
また、連結器がプラスチックのアーノルドカプラーなので、ここに負荷がかかり連結がうまくいかない車両が出てきます。
そういう場合には編成を組み替えたり、車両の位置を変えたりします。
特に長い下り勾配では、後ろの車両の自重がすべて前方車両の連結器に一気にかかります。
長編成が走るルートでは長い下り勾配は作らないようにしていますが、短くても下りきった部分にカーブがあったりすると、脱線の危険もあります。車両への負荷が少なく、見ていて楽しめる線形が、毎回試行錯誤されています。
最後にデジタルシステムとの接続です。
成城1番の運転システムは、メルクリンの新デジタル方式を採用しています。
管理がしやすく、運転会に来てくれた一般の方にも簡単な操作で運転を楽しんでいただけるからです。
HOではデジタルの説明はカタログにも掲載されていますが、1番はいまいちなので、今回基本の接続方法を紹介します。
1番ゲージでも、現在発売されているHOと同じモバイル・ステーションやセントラル・ステーションが利用できます。HOと兼用も可能です。
つまりHOからステップアップする人は、線路と車両だけ揃えれば1番ゲージも同じように遊べます。
日本用の6000トランス→セントラルステーション→線路と接続してみます。
トランスには、セントラルステーションからの線の端のコネクタを外して、線を剥き出しにしたものを使います。白い印の線を黄色の端子に繋ぎます(HOも同じです)。
ヨーロッパ用のトランスの人は、最初に変圧器を入れれば、そのままコネクタのままで差し込めるので、それでも構いません。
セントラルステーションからは、付属の緑のコネクタを使用して、赤と茶色のリード線(1番ゲージ用)を出します。
リード線の先を、フィーダークリップで線路に繋ぎます。
1番ゲージはHOと異なり給電方式が2線式ですので、左右のレールにひとつずつ付けます。
列車の操作等はHOと全く同じです。
アイコンで操作できますので、とても簡単です。
トラックバック URL :
コメント (2)




















































































