この記事の内容で一部不具合が出る箇所がありますので、こちらも合わせてお読みください。→http://kaz.fount-k.com/weblog/archives/1471
先日のTEE客車にLED室内灯を取り付ける工作をしました。
※注意していただきたいのは、この記事の工作は非純正(正攻法ではない)やり方です。正攻法のやり方は別途書きますので、初心者はまずそちらから試すことをお奨めします。
純正のやり方と違う点は以下の通りです。
・導電カプラーに交換している。
・導電カプラーで客車間に配線を通すので、集電シューを取り付けるのは1両だけ。
・集電シューをROCO社製の静音タイプに交換している。
です。
まずはレシピというか必要材料です。
(1)73401 LED室内灯
(2)73405 集電シュー
(3)RTSカプラー(1極導電カプラー)
(4)ROCO社製静音シュー(倒産する前の製品なので現在も販売しているかどうかは不明)
(5)Y字型の金具(メルクリンの純正パーツですが型番、製品名不明)
※正攻法で室内灯を付ける場合には(3)~(5)は不要です。
工具類は、
・ハンダとハンダごて
・ピンセット
・ニッパ
・リード線が若干
が必要です。
前回、足りないと書いた部品は(5)です。これは写真にあるものが手持ちの全在庫で、5個しかないので、今回は3両しか室内灯を付けることはできませんでした。今度、お店に行った時に不足分を購入してから、残りの車両も工作することになります。
ちなみに後ろにいるsuicaペンギン(JR純正品)は単なる見学者で、特に必要ありません。その横にある函館塩ラーメンキャラメルは限定品ですが、おやつですので、こちらも特に必要ありません。
最初に最後尾の荷物車を工作します。
全車両に集電シューを付けるのは大変ですし、走行音がうるさくなるので、シューは最後尾の1両だけに取り付けます。
走行する際にはシューがある車両は(室内灯を点灯させるには)必ず必要になります。中間の車両に取り付けると編成の工夫が生じるので最後尾の荷物車にシューを付けることにしました。
(2)集電シューのセットには、シューと車輪へ接触させる集電板が入っています。どちらもすでにリード線が取り付けてあるので便利です。
まずシューを静音シューに交換します。
今回は手元にあったROCO製ですが、メルクリン製でも他社製でも構わないでしょう。
黒い台座部分とリード線は純正のものを使いますが、先端のシューの部分だけを静音シューに交換します。
純正シューの黒い台座からシューの金属の板を取り外します。折り曲げてあるだけなので、ピンセットで曲げるだけで外せます。
純正のシューにハンダ付けされているリード線を外します。ハンダごてを当てると外れますが、切ってしまっても良いです。
静音シューの方はすり板を外しておきます。
金属の支えの方に付いている黒い台座を外します。これで金属パーツだけになります。
リード線を金属パーツにハンダ付けします。この時に、金属の穴の中にリード線を通すことに注意してください。
金属パーツを純正の方の台座に取り付けます。サイズは合っているので、ピンセットで曲げて固定するだけです。
すり板を元通りに取り付けます。
これが完成した静音シューです。
続いて客車の本体です。
車端部にあるホロが留め具になっているので、これを外します。
ホロを内側に押して、手前に引くと簡単に外せます。
カプラーは導電カプラーに交換しますので、通常のクロースカプラーは外します。
最後尾車両ですので、外すのは最後尾ではない方(2号車が連結される側)だけでOKです。
ヨーロッパ標準仕様のカプラーポケットなので、ピンセットで突起を押し込めば簡単に取れます。
車体は上下のパーツに分解できます。
下のパーツの車端部から、上のパーツを押し広げるようにして外していきます。
内装パーツは左右に何カ所かある爪を外していくと台車パーツと分かれます。
中からはダイキャストの重りと、導電用の金属板が出てきます。
導電用の金属板を外します。横にスライドさせると爪が外れて簡単に取り出せます。
金属板の下にV字型の溝があるカプラーパーツがあります。ここに(5)のY字型金具をはめ込みます。
Y字金具の先端は、V字の根本の穴に差し込んで、カプラーポケットのお尻の部分に収納されるように調整します。この先端部が導電カプラーの金属板と接触することによって、配線が出来上がる仕組みです。
はめ込んだら、金属板を元に戻します。横にスライドさせて板を固定します。
導電カプラーをカプラーポケットに差し込みます。
導電カプラーは集電シューを取り付ける台車側に付けてください(配線が短くて済むため)。
こういう形で、きちんと金属板同士が無理なく接触するように差し込んでください。
この製品(RTSカプラーまたは純正導電カプラー)の場合には、カプラーの金属板が下側、Y字金具の金属板が上側に接触する形が綺麗です。
集電シューの電気を導電カプラーに流すためのリード線をハンダ付けしておきます。
写真の突起部にハンダ付けするのが楽だと思います。
内装パーツを戻します。
この時にリード線と突起部は、きちんと切りかき部から出るようにしてください。
集電シューを台車に取り付けます。
力任せではめ込むだけですが、かなり力が必要です。パーツを破損したりしないように、ドライバーのお尻とかで押してあげるのが良いでしょう。
このTEE客車の場合、写真のステップは簡単に取り外せますので、工作の時は外しておくと良いです。
突起ではめ込んであるだけなので、車両上側に押すと外れます。
集電シューが付きました。
シューは極めて重要なパーツですので、曲がったり、斜めになったりしていないか確認しましょう。
シューのリード線を内装パーツの穴を通して車内に引き込みます。
先ほどの導電カプラーへのリード線と接続して、ハンダ付けします。
集電シューの電気が導電カプラーに流れるようになりました。
反対側の台車に車輪への集電板を取り付けます。
車輪を片側だけ外します。車輪は台車枠を広げて、持ち上げると外れます。
集電板の先が長いので、適当な長さにニッパ等で切断しておきます。
今回は端から1メモリ目のところで切断しました。
ちなみに集電板だけをパーツとして買えますので、2両目以降のシューを付けない車両では、この集電板だけがあれば良いです。
車輪の車軸の後ろに押し込むようにしてはめます。
中央の突起を台車の穴に差し込んでください。
片側をはめたら、外していた車輪を元に戻して完成です。
次に(1)の室内灯パーツの作業です。
室内灯を支えるための白いプラスチックを加工します。
(1)73401 LED室内灯は汎用的に作られていますので、装備する客車の長さと天井部の高さによって、調整が必要になります。
41870 41871セットのTEE客車はフルスケールで長いので、1両につき(1)73401 LED室内灯LEDを2個使います。7両なら14個が必要です。
※今回は純正パーツを使いましたが、価格や様々な理由で必ずしも(1)73401 LED室内灯である必要はありません。他社製のLEDでも自作でも構いません。それらはまた別の機会にでも紹介したいと思います。
白いプラスチックは、今回の車両は天井の高さが低いので、筋が入っている部分で切断して使います。
ニッパで上の部分を切り離してください。
4個全てを切断します。
LED基盤です。2個分で2枚1組で使います。
繰り返しになりますが、このパーツは比較的簡単に自分で作ることができます。
電気パーツ屋さんで部品を買えば凄く安く作ることも可能です。
今回、このパーツは私も初めて使うので買ってみました。
2個をそのまま繋ぎます。
内装パーツの上に白いプラスチックパーツを設置して置きます。
LED基盤をはめ込んで(横から溝に通して)位置の調整をします。
プラスチックや基盤はかちっと固定されるわけではありません。簡単に外れる状態でぐらぐらしていて大丈夫です。客車の屋根等をはめると収まります。
集電シューからの配線をこちらに接続します。
ここはあらかじめコネクタが付いていますので、ハンダ付けは必要ありません。
説明書の絵を見て、配線に注意してください。
「AB1」とプリントされている位置に、集電シューからのコネクタを差し込みます。
反対側「A1」とプリントされている位置に、車輪の集電板からのコネクタを差し込みます。
最終的な位置調整と、配線の確認をしてください。
できればこの時点で一度線路に載せて、点灯するとを確認すると良いでしょう。
客車を元通り組み立てます。
外装をかぶせて、ホロをはめ込んで固定します。
リード線を挟んだりしないように注意してください。
完成です。
さっそく線路に乗せてみましょう。
お、良い感じです。
座席も雰囲気が出ます。
乗客を乗せたいですね。
次回は2両目以降の車両についての工作です。
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