1 月 11, 2008

PROZ on メルクリンZ

112.jpg冒頭に別の話でなんですが、盆栽の梅がお正月に咲きました。タイミングがいいですね。
部屋の中においておいたらいきなり満開です。とても綺麗です。


29.jpg続いて、昨日の逆で「メルクリンのレールの上にPROZを走らせる」場合です。
結論は◎です。このパターンは何の問題もありませんでした。


37.jpgメルクリンのZゲージの線路でお座敷レイアウトを作って、その上を走らせてみました。
コースはオーバルに行き違いの出来る駅と引き込み線があるもの。ポイントはカーブポイントと通常の分岐の両方が組み込まれています。
PROZの車両は山手線ですが、こたつの上にレイアウトを作りましたので、引き込み線の有効長の関係から7両編成を5両編成へと、2両減車してあります。
全く問題なく走行できました。ポイントもどの方向も問題ありません。


動画今回はレールはメルクリンですが、コントローラーはKATOのNゲージ用のものを用いましたので(メルクリンZではいつも使っているのですが)、その関係か常点灯システムはうまく動作しませんでした。ライトが点く前から走ってしまいます。
これはPROZ、メルクリンの車両、どちらも同じです。ごく普通の鉄道模型の状態ですね。やはり常点灯システムはうまく調節されているのでしょうか・・・。
それからお座敷レイアウトだったためか、山手線はいつもよりもLEDがよくちらつきました。特に低速域では顕著です。


動画動画ですが、山手線の動画以外に、前回走らせられなかったICE3が走る動画もアップしておきます。

最終的な結論としては、現状では、メルクリンのレールの上をPROZが走る分には問題がないと言えると思います。逆は条件次第です。今後レールのラインナップがそろってきてからのお楽しみということになるかと思います。

1 月 10, 2008

メルクリンZ on PROZ

お待たせしました。PROZについて、Bemoさんからコメントで質問がありましたが、お正月にいろいろと実験してみましたので、そのレポートをしたいと思います。

28.jpg最初は「PROZのレイアウトの上にメルクリンZゲージを走らせる」場合です。
先に結論を書きますと、この組み合わせは△です。
走らせることかできる車両とできない車両があります。線路条件によって違ってきます。

まずPROZとメルクリンZゲージの違いを確認しておきます。
どちらも幅6.5mm、縮尺1/220のZゲージですが、日本型とヨーロッパ型ではもともとの車両の大きさが異なるため、車両の実際の大きさが異なります。ここがポイントです。


110.jpg山手線の電車とスイスの機関車を並べて比較した写真です。
車体の長さはスイスの機関車の方が短いですが、大きさ(高さ)はスイスの機関車の方が高くなっています。

65.jpgまたヨーロッパの一般的な客車と比較すると、山手線の車両は2/3くらいの長さしかなく、ずいぶんかわいらしく見えます。
これが実際にヨーロッパの標準軌の列車と日本の狭軌の列車の大きさの違いです(※標準軌、狭軌については世界基準での比較)。
これに関係して、ヨーロッパの客車は台車間の距離(ホイールベース)がかなり長くなっています。ここに注意点が発生します。


36.jpgPROZでは現時点ではまだ基本コースのレイアウトしか発売されていませんので、このレイアウトの上に客車を載せてみます。
もし造形物が一切なくて線路だけなら問題ないのですが、基本コースでは写真部分の橋桁が、客車の内側に当たってしまい脱線してしまいます。したがってフルサイズの客車は現状のPROZでは走らせることが出来ません。


55.jpgスイスの機関車(Re460型)や短い客車、貨車などは大丈夫です。
しかし、走らせているともうひとつ別の問題があることに気が付きました。どうも何周かに1回程度脱線することがあるのです。
原因はトンネルの中にあるクロスレールでした。トンネルを取り外した写真の部分のレールです。
このレールはかなり急な半径でしかもS字型に曲がっています。どうもここをうまく通過できない編成があるようです。
編成が短い(機関車だけとか客車1両程度)と問題ないのですが、長くなるとテンションがかかって脱線する割合が増すようです。
これは車両の組み合わせや運転に仕方にもよると思います。
上記のことを総合的に判断して、今回は△としました。

ただし走行自体は全く問題ありませんし、常点灯システムも動作しますので、レールの線形が改善されれば走ることは出来ます。つまりレール単独での発売が開始されれば問題はなくなります。
しかし、それではPROZの魅力がなくなってしまいます。基本レイアウトのクロスレールがある方のレイアウトパーツには、コントローラーとの接続端子が付いていますので、今後増設レイアウトが発売されても、このパーツを外すことは難しいのではないかと予想します。
もし、増設レイアウトでカーブの周囲に障害物がない区画だけでレイアウトを組み上げることが出来れば、メルクリンのZゲージもレイアウト付きで楽しめるようになると思います。


45.jpg違和感がなかった車両としては、ドイツの新幹線ICE3でしょうか。
この列車は走れないので、ただレールの上に置いてライトを点けただけですが、なかなか様になっています。
ZゲージのICE3はとてもやんちゃ坊主で難しい車両です。5両セットでモーター車は中央の1台です。ところがモーター車単独では集電機構がなくて走れません。集電機構は両端の先頭車に組み込まれていて、それを導電ドローバーで編成中央のモーター車に送り込みます。ですので必ず編成で走らせる必要があります。
この複雑な機構のせいで、両端車両、モーター車、そしてドローバーのすべての接点が良い状態にないときれいな走りになりません。かっこいい電車(ICE3は動力分散型の電車です)なのですが、あまりお奨めできません。


動画PROZの上を走るメルクリンZゲージの動画です。

12 月 28, 2007

PROZの夜景

カテゴリー: 日本型 Japanese railroad model, 日本型Z Japanese Z, 鉄道模型 railroadmodel — しっぽしゃっぽ @ 9:00 am

prozジオラマのパーツをはめ込みましたので、踏切がちゃんと出来ました。
後ろの方ではコンビニの看板も立っています。


proz今日は夜景を中心に見ていきたいと思います。
PROZが想定しているシーナリーのひとつが夜景です。単にジオラマ付きのレイアウトというだけでなく、建物には照明が標準装備されていることや、車両もすべて常点灯システムが装備されていることからも、気合いの入れ方が伺えます。
誤解を恐れずにあえて言い切ってしまうと、PROZは夜景を手軽に楽しむための鉄道模型だとも言えると思います。それくらい夜景のシーンは遊べます。
リビングでアルコール片手に闇を切って走る列車を眺める・・・そういう楽しみ方が出来ます。
情景的にはブルートレインセットの方が良かったかもしれません。24系の富士とかはやぶさとか出してくれないかなぁ。


proz動画でも見ていただけますが、LEDの車内照明はほとんどちらつきませんので、流れる光の帯を見ていると癒されます。
電気を消すと、レイアウトの半分が町で半分が田舎になっている理由がわかります。町の部分では光がいくつもあって華やかですが、田舎に行くと列車からの照明で木々や川面が浮かび上がるのです。半周ごとにこの情景が交互に繰り返されます。
個人的には川面に列車の光が映っていくのがとても感動的でした。


prozさて、PROZの特徴について書いてみたいと思います。
PROZは日本型Zゲージですが、以下のような特徴があります。

(1)完成ジオラマ付きのレイアウトでの販売
→線路単体も後日発売予定です。
(2)建物、車両のすべてが照明付きで販売
(3)鉄道模型新規参入メーカーの製品

特に(1)が従来のNゲージとは一線を画す部分だと思います。これはあくまで個人的な推測に過ぎないのですが、ジオラマ付きのレイアウトを販売したいと考えたときに、国内の住宅事情や商品梱包、価格等を考慮した結果、サイズがZゲージになったのではないかと思います。
つまり、先にサイズ(Zゲージを売りたい)があったのではなくて、情景を手軽に楽しめる鉄道ジオラマを売りたいという考え方ではないかと思うのです。そうするとNでもサイズが大きかったのではないでしょうか。

proz海外ではノッホやメルクリンからZゲージのトランクレイアウトが発売されています。あれはジオラマ付きの持ち運べるレイアウトです。
日本ではクラフトさん(風のおひるねのリンク集からHPが見られます)から、トランクレイアウトに照明等のギミックをふんだんに盛り込んだ製品が発売されていますがオーダーメイドが主流でした。あのクラフトさんのような製品を、もっと手軽に廉価に楽しんで欲しい。そんな意図がPROZからは感じられました。
PROZがトランクに入っていないのは、とにかく価格を抑えたからだと思います。ジオラマコース基本セットの希望小売価格は26,800円です。これで着色されたレイアウトベースと情景、線路、建物、照明がすべて入っているわけです。
実はジオラマコースを裏返すと、背面とジョイント面の一部は段ボールで作られていることがわかります。また、箱の中には余分な梱包材や包装は一切なく、ジオラマがそのまま入っています。わずかに数個の発泡スチロール片で押さえられているのと、ぷちぷちシートが下半分に敷かれているだけです。ゴミを出さないという点でも素晴らしい梱包だと思いましたが、ここまで徹底したコスト意識の元に計算されている商品だということです。
本音を言うと、アクリルケースも付属していると良かったとか、箱から出した状態でもしまっておけるような工夫があるといいなと思ったのですが、そうすると価格を上げなければならないので、今はなくても良いと思っています。


proz造形がどうとかと言うと、それなりです。決して最高級とか高精細というわけではありません。メルクリンと比較したらだめです。
しかし価格を考えると非常に良くできていてバランスがとれていると思います。Nゲージには十分対抗できる範囲でしょう。
ジオラマも一体成形ですので、まあそれなりですが、着色や川と海の表面のテカリを出す塗料等、範囲内での努力が見事です。
ストラクチャーも、家が3軒、ビルが3軒、コンビニが1軒、駅のホームが1面と駅舎が1個、トンネルが1カ所2線、橋梁が種類が異なるものが3個、踏切1カ所、ミニカー2台と、これだけ付属しています。慣れれば寂しく見えてもっと欲しくなりますが、夜景でも鑑賞できる最低限のラインはクリアしています。鉄道模型レイアウトとして最小限のフルセットが揃っています。


prozここまで頑張って製品化したPROZの最大の見せ場はやはり夜景です。
従来の鉄道模型は車両のコレクションとディテール、写実的なジオラマが重視されていたと思います。「鉄道」という大きなカテゴリから見た場合には、車両は主役ではあると思いますが、それだけではありません。
いままであまりなかったテーマ「夜景」をターゲットにしたのは面白い試みではないでしょうか。
さきほどのそれなりのレイアウトや車両も夜景になるとぐっと雰囲気が変わってきます。
闇はチープな造形を隠し、車両の細かなエクステリアも消えてシルエットに変わります。するとそこには、駅ビルの窓から眺めているかのような光景が浮かび上がってくるのです。
この路線が受け入れられるかどうかはわかりませんが、今後もぜひ発展を目指して頑張って欲しいと思います。
そういう意味では従来の鉄道模型ユーザーではない人に指示されて欲しいと思います。


proz今後のPROZはジオラマコースの拡張コースと車両の充実が計画されています。線路の単体発売もされますが私は要りません。自分でレイアウトを作りたいという人には単体線路は良いかもしれないですね。
レールよりも別売りストラクチャーの方が気になります。ビルや家は欲しいですし、車にも照明が欲しいですね。人も必要だと思いますので、プライザーのように様々な(日本の)人を発売してもらえるとうれしいです。変わったところでは東京タワーとかベイブリッジとか、照明を点けたときに主役になれるランドマークも別売りすると良いのではないかと思います。
車両は総武線と常磐線が用意されているみたいですが、これはE231系の型がそのまま使えるからでしょう(色違いでラインナップを増やせる)。走らせてみて思ったのは、やはり「夜景」なので、照明が綺麗な列車や夜行列車が欲しいです。カシオペアや285系(サンライズ瀬戸・出雲)等が出るといいなと思います。
私もPROZでは照明と夜景に力を入れてカスタマイズしていきたいと思います。


動画最後に動画です。
こたつの上で走らせています。通常の走行シーン、最高速での走行、夜景のシーンを収録しました。
ジョイント部を走るところをアップで撮影していますので、車内照明や走行の安定度を確認していただけるのではないかと思います。

12 月 27, 2007

日本型Zゲージ「PROZ」登場!!

カテゴリー: 日本型 Japanese railroad model, 日本型Z Japanese Z, 鉄道模型 railroadmodel — しっぽしゃっぽ @ 9:00 am

ついに東京マルイから日本型Zゲージ「PROZ」シリーズが満を持して発売されました。
製品発表、夏の国際鉄道模型コンベンションと期待を募らせていただけに、ようやく届いてうれしいです。

PROZの特徴や今後への期待はまた後日書くとして、気になっている人も多いと思いますので、今日はまず製品そのものを紹介したいと思います。
発売日は12月17日でしたが、私は基本ジオラマセットと山手線車両セットを予約していたので、山手線の発売日である21日後にまとめて出荷されました。当初の予定よりも発売が延び延びになったので、今年の春先に入金してからずいぶん待ってからの出荷となりました。

購入したのは、(1)完成ジオラマコース基本セット、(2)山手線7両基本セット、(3)パワーパックの3つです。
17日にはEF65と20系のブルートレインセットが同時に発売されていたので、車両をこちらしておけばもう少し早く届いたと思います。ただ私の世代ではブルートレインは24系車両のイメージが強いので、あえて山手線にしました。

prozジオラマコース基本セットの箱はかなり大きいです。メルクリンのスターターセットが小さいことを考えると、Nゲージよりも大きい箱には少々びっくりしました。しかしこれは線路だけではなく、完成した地形や建物が付いているからで、仕方がないかなと思います。
写真のようにこたつのテーブルから少しはみ出る程度、ノッホの大型トランクレイアウトくらいの大きさがあります。


proz箱にはレイアウトがぎちぎちに詰められていました。取り出してジョイント部を合わせてカチッとはめ込むだけでレイアウトは完成です。数秒の作業であっという間にできるのはお手軽ですごいです。この発想は新規参入メーカーらしくていいですね。
ちなみにジョイントを外すときは、レイアウトを折りたたむようにして持ち上げるだけで簡単に外れます。メルクリンHOのCトラックのような感じです。

レイアウトは単線のオーバルが2周になっています。途中にはトンネルあり、鉄橋あり、駅あり、少しだけですが勾配もあって、変化に富んでいて飽きません。上手に造られていますね。


prozジョイント部はコネクタがあるだけでレールは接続されません。
ただし位置はぴったりとかみ合うようになっています。この部分の左右はフィーダーになっているようです。リード線をうまく下から処理しているあるのは目立たなくて好感が持てます。

prozレールはねじ等でしっかりとレイアウトベースに固定されています。びくとも動きません。
他の構造物も一体成形かしっかりと固定されていて、運んだりする際に気を遣うことはありません。木が二本だけ生えていますが、これもベースにしっかりと突き刺さっていました。


prozジオラマ写真の右上の部分にはトンネルが写っていますが、トンネルはまるごと取り外せます。脱線やメンテナンスの対策も完璧です。
トンネルを外すと、トンネル内でレールがクロスしていることがわかります(単純なクロスでダブルスリップではありません)。
ここで列車は外と内のオーバルを入れ替わります。列車は内側のトンネルに入ると外側から、外側のトンネルに入ると内側から出てきます。


proz給電はレイアウト手前のコネクタに2本配線するだけです。
黒い方がレールへの給電、白い方が建物のLED照明への給電線です。どちらもパワーパックのコネクタと繋ぎます。


prozジオラマの付属品として、車が2台、踏切、コンビニの看板、駅の柵が別途梱包されています。輸送中に折れたりすることを避けるためだと思われます。これらもはめ込むだけです(今回ははめ込まずにとりあえず走らせてみました)。
駅の柵だけが別になっているのは、将来的に別のモジュールと接続した際に、駅のホームを延長することが出来るからです。今回は駅の端を柵で止めておくと、情景として違和感がないようになります。


prozパワーパックはKATO製のNゲージのものに似た形です。鉄道模型をやったことがなくても操作には迷わないと思います。
コントロールつまみはまさにNゲージのKATOと同様の形に付け替えることもできるようになっています。

proz将来的にポイント切り替え機等をつけられるようにするのか、側面には拡張端子が用意されていました。


proz車両セットです。山手線色のE231系7両セットです。いきなり7両というのが良いですが、このレイアウトには少々長い感じもします。
上から3台目が動力車でモーターが入っています。その他はすべて付随車です。


proz線路に並べてみました。パワースイッチはないので、ACアダプタを差し込むと即電源が入り、建物には照明が灯ります。常点灯システムのつまみをひねっておくと、停車中の列車にもライトが付きます。
常点灯システムのつまみで調節できるのは列車のLEDだけで、建物のLEDの明るさは調節できません。常に明るく点きっぱなしです。
駅のホームや建物にも明るく照明が灯って、殺風景なレイアウトも何か楽しげになりました。
どうでしょう。すばらしい存在感です。かなり雰囲気良く再現されています。予想以上にできが良くて驚きました。
車両にはシールが付属していて、きちんと貼れば行き先等も再現できます(写真は箱から出したままの状態です)。
ここまで、箱から出してものの1分でした。まさに手軽に机の上で本格的なレイアウトが楽しめるというコンセプト通りです。今までにないアプローチで完成度はかなり高いです。


proz常点灯システムですが、かなり明るくて安定しています。コンデンサーがうまく機能しているのか、ちらつきは停車中も走行中もほとんどありません。本当に綺麗です。
部屋の電気を点けていても、写真のように切り通しの壁面に車内照明が映るほど明るいのです。

prozちなみに照明を消すとこんな感じですので、差が歴然であることがおわかりいただけると思います。


proz車両前面の前照灯/尾灯も進行方向によってきちんと切り替わります。コントローラーに切替スイッチがあり、前進/後進を切り替えるとライトも切り替わります。
停車中に常点灯をオンにした状態で、前進→中立→後進とスイッチを切り替えると、列車のライトが、前照灯→オフ(消灯)→尾灯と変わります。


proz町の部分はこんな感じです。
町としてはやや寂しいですが、部屋の電気を消すとぐっと雰囲気が出ます。
今後発売予定の増設レイアウトパーツで町を大きくすることができるようです。
proz列車はトンネルの中では一段とライトが綺麗です。全体的に夜景に重点を置いた作りです。


prozこれが動力車です。良いディテールで実車がうまく再現されています。
モーターが非常に上手に処理されていますので、ぱっと見た目には違和感はありませんし、室内灯への影響もありません。他の車両と同様の照明状態です。相当頑張っています。
シングルアーム(パンタグラフ)はプラスチックですが、手動で昇降できますし、あげたまま走行してもトンネルや鉄橋には引っかからないように設計されて造られています。

走行時はモーターの音がややうるさいのが気になりますが、走行性能は極めて安定しています。
線路が完全に固定されていて遊びが全くないことや、ジョイント部の処理を考えると、集電状態はベストとは言えないと思いますが、それでもぎくしゃくせずに滑らかに走ります。相当調整したのではないかと思いますが、技術の粋を集めたという感じが伝わってきます。
これ全部(車両セット、コントローラー、ジオラマ)で価格は5万円程度だと考えると、大変良い出来映えだと思います(私の場合、実売価格で約4万5千円)


prozさて最後に、このブログを見ていただいている人にとっては気になる実験をしてみました。
メルクリンのZゲージを走らせてみました。ちゃんと走りました。
常点灯システムもそのまま利用できます。写真のGG1は停車状態で撮影したものですが、ちゃんとヘッドライトが点いていることが確認できると思います。
ただし、メルクリンの場合、パンタグラフをあげるとトンネルや鉄橋に引っかかってしまうので、パンタを下ろしておかなくてはなりません。
またGG1ではカーブがきついので、トンネル内のS字とクロスの連続する箇所等で一部脱輪することがありました。小さいSLでは大丈夫でした。
メルクリンを走らせてみると、PROZの車両の優秀さがわかります。耐久性はまだ不明ですが、走りは全然負けていません。専用セットなので安定感ではPROZの方が良いように感じられました。
今後、いろいろな車両を走らせて実験してみようと思います。


prozファーストインプレッションとしては非常に良くできている素晴らしい製品だと感じました。失礼ですが、正直ここまできちんとまとまっているとは思っていませんでした。
Nゲージとは客層が異なると思いますので、比較するとかそういう製品ではないと思います。
省スペースで、でもそれなりに、鉄道模型を楽しんでみたいと思っていた人にはぴったりの商品です。
日本型HOのようにめちゃくちゃな高価格ではなく、模型として常識的な価格で、ここまで詰め込んだメーカーの努力は評価できると思います。
メルクリンのように非常に精巧であるとか、架線集電が出来るとか、そういうタイプの模型ではなく、Nゲージをそのまま小さくしたような日本らしい製品です。しかし安定した走行感、ライトの演出といったこだわりに技術を注ぎ込んだ遊べる商品だと思います。

PROZの記事は明日も続きます。

12 月 12, 2007

PROZいよいよ発売間近

予約していた模型店から連絡がありまして、東京マルイの日本型Zゲージ「PROZ」が、いよいよ12月17日に発売になるようです。

PRO Zのホームページはこちら。
http://www.proz.jp/

いままでも日本型のZゲージはあるにはありましたが、PROZの特徴は

(1)完成したジオラマ(レイアウト)単位での販売
(2)LEDの常点灯システムがデフォルトで組み込まれていて夜景が楽しめる
(3)列車のディテールが良い

の3点だと個人的には思っています。

模型ファンにとっては(3)が大切だと思いますが、(1)(2)は一般ユーザーにとっても大きな魅力になるのではないでしょうか。
17日に発売される商品には単体線路(レール)はありません。線路は「完成ジオラマ基本コース」という2周のレールにトンネル、鉄橋と街が再現されたジオラマ完成品です。買ってすぐに情景付きで楽しめるという手軽さは大きいと思います。
また、Zゲージなので、基本コースの大きさは小さなテーブルの上にちょこんと載ってしまうサイズなのです。こたつの上でもレイアウトが楽しめるわけです。

(2)の常点灯システムは、すでにNゲージでは採用されていますが、PORZの場合にはすべての製品が最初から対応しており、なおかつLEDが組み込まれているのが列車だけでなく、建物やホームもそうなっている点が素晴らしいです。
スイッチひとつで最初から街明かりも点灯するので、簡単に綺麗な夜景が楽しめます。普通、大人の趣味は平日は夜の時間帯にになると思いますので、平日でもちょっと遊びたくなるような機能ですね。

さて、商品については届いてからレポートしたいと思いますが、問題は本来秋に発売される予定だったのが、延び延びになっている間に価格改定とラインナップに変更があったことです。
価格は若干高くなり、最初の発売商品から山手線が外れてしまいました。私は山手線を予約していたので、17日にはジオラマは届くけれど列車がないという状態になってしまいました。残念です。
まあ、メルクリンのZゲージがありますので、最初はメルクリンを走らせようと思います。

JR奈良線


※写真は本文とは関係ありません。平等院鳳凰堂前の宇治川を渡るJR奈良線列車です。

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