2 月 21, 2008

DCC運転時のアドレス設定等

カテゴリー: 日本型 Japanese railroad model, 日本型N Japanese N, 鉄道模型 railroadmodel — しっぽしゃっぽ @ 9:00 am

129.jpgここ数日のDCC関連の動画の時のアドレス設定のお話です。
日本型Nゲージでは電車型が多いので、ひとつの列車に複数のデコーダーを搭載したりと、たくさんのデコーダーを使うことになります。
うまく設定することで運転はぐっと楽になります。


212.jpgDCCでは動力車(デコーダー)ひとつひとつに個別にアドレス(番号)を割り当てることができます。
コントローラーからは、このアドレスを指定して個別に動作を指示します。
デコーダー番号は重複しても構いません。ただし重複した番号のデコーダーは、線路上どの位置にいても同じ動きをしてしまいます。これを逆にとってうまく利用することもできます。

1.重連で利用する


311.jpgカシオペア牽引用のDD51のように、2台で固定という動力車の場合(他には電車編成で動力車が2台あるような場合など)は、同一番号を割り当てると、全く同じ動きをするので制御が簡単です。
ただし、DD51のような機関車の場合には、ライトも2台一緒に点いてしまうので、後ろ側のライトを切りたい場合には別番号を割り当てる必要があります。


49.jpgカシオペアの動画に出てくるDD51は、実は同一番号を割り当てています。2台目のライトがきちんと消えているのは、最初からライトの配線をしていないからです。つまり、重連で向かい合わせになる側はライトが点灯しないようにしてあります。
これは線路に車両を置く時に向きの目安にもなりますので便利でした。
同一番号の動力車を、最初に線路に置く時には、向きに注意しないと互いに引っ張り合ったり、押し合ったりする方向になってしまうことがあるので気をつけてください。

2.同一編成内のデコーダーに同じ番号を割り当てる


59.jpg固定編成の列車(一般的な日本の電車や特急等)に有効で、ひとつの番号で前照灯/尾灯の制御が一度にできます。
例えば6両編成の列車で、先頭から1両目と6両目に前照灯/尾灯用のファンクションデコーダー、4両目の動力車にデコーダーを搭載したとします。

これらに同一の番号を割り当てると、コンロトーラーのライトボタンで前照灯/尾灯の両方を点灯させ、進行方向に合わせて切り替わって、ダイヤルを回せば走り出すということができます。
注意したいのは、1両目と6両目のライトへの配線は、互いに逆関係になるように配線することです(同一配線にすると両端ともに前照灯になったり尾灯になったりします)。

反対に、個別に番号を割り当てるとライトの制御をそれぞれ自由にすることができるようになります。
前照灯/尾灯だけを個別にオン/オフしたい時や、前照灯を付けたまま後退したい時(実車でも姨捨駅のスイッチバックの動画でありしまたよね)は、個別アドレスにしておけば再現することができます。

3.重連統括制御を使う


69.jpgこれは一度覚えてしまえば最も便利な機能です。
デコーダーではなく、コントローラー側の機能になるので、製品によってそういう機能がないものもありますので、そういう制御ができるがどうかを確認して購入すると良いでしょう。
重連統括制御は複数のアドレスの機関車を、重連しているものとして一括して扱う機能です。「重連」と言ってもコントローラーによって3重連、4重連と対応しているものもあります。


78.jpg動画ではキハ201系と731系はこの機能で制御しています。
キハ201には201番、731系には731番を割り当てていますが、連結後は201と731は重連しているものとしてコントローラーに登録します。すると、以後、201番だけを呼び出して指示を出すと、2列車は互いに協調して同時に動くようになります(私が使用しているIntelliboxの場合、デコーダーのメーカーが異なっても、速度段数が異なっても協調可能です)。
他にも先のDD51を本当に重連にすることもできますし、特急等の基本編成と増結編成でも利用できます。

応用編としては、これをライトの制御に使用することができます。
キハ201系と731系のように、列車の編成で前照灯/尾灯を個別に制御したい(併結時に向かい合った面のライトを消したい等)ので、個別に番号を割り当てた場合には操作が面倒になってきます。
しかし、通常走行時は、ファンクションデコーダーと動力車のデコーダーとで、重連制御を登録しておくのです。こうするとアドレスが異なる複数のデコーダーを搭載した電車編成でも、一括してライトと進行方向を制御できるようになります。

731系では動力車が731番、両端の車両のファンクションデコーダーが72番と73番になっています。ライトをそれぞれ自由にオンオフできるので良いのですが、普通に走らせている時は3つの指示をするのは面倒ですし、動力車がどちらに走り出すのかを、前照灯のオン/オフで直感的に把握することができないです。
そこで、731+72+73で重連制御とします(動力車が進む向きの先頭車が前照灯、反対側が尾灯の時に登録する)。
すると、以後は編成全体に同一番号を割り当てた時と同様に、731だけの指示で進行方向に前照灯、後ろに尾灯が自動的に点灯し、切り替わるようになりますので便利です。
併結して、元に戻したい時は重連を解除すればOKです。すぐに個別に制御できるようになります。


87.jpgこの方式を利用すると、キハ201系と併結した際も同様に楽になります。
キハ201系側は同じように、21番+201番+22番となっているのですが、これに、72+731+73を併結すると、全部で6個ものデコーダーを操作する必要に迫られます。
そこで、21+201+22+72+731+73、の22と72のライトを連結後に消したら、残りの201+731+21+73を4重連として登録してしまいます(重連登録時の向きに注意)。
これで201番だけを呼び出せば、6両がひとつの電車であるかのように協調して動きます。進行方向にライトも自動的に切り替わりますし、動力車も協調運転してくれます。

一見、面倒そうなデジタルのアドレスですが、工夫次第でいろいろと楽になります。
問題はKATOのFL12ファンクションデコーダーは基本アドレスしか登録できないようなので(どなたか拡張アドレスを登録できる方法を知っていたら教えてください)、あまりにたくさん使用すると(128個)アドレスが足りなくなることでしょうか。単純計算で64編成で枯渇しますね。
そんなに使わない気もしますが、私鉄や特急等で、増結編成にも搭載すると車両数が多い人はなるかも。

2 月 20, 2008

列車の併合

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2つの列車の編成を併合して運転します。
今回はJR北海道の、731系電車とキハ201系気動車の併結です。

動画電車と気動車が一緒に連結されるというのは大変珍しく、定期列車で行われているのは、全国でもここだけです。
朝の通勤時間帯に、小樽より先の倶知安方面から非電化の路線を走ってきた列車が、小樽駅で電車と連結して札幌まで向かいます(その他にも1日2本、連結されて走る列車があります)。札幌駅では今度は電車だけが切り離されて、さらにその先に向かいます。

アナログ運転では線路にギャップ(絶縁)を設けたりして、連結位置の工夫が必要ですが、DCCでは簡単に実現できます。
長い編成同士の連結でなくても、1両の気動車を増結して2両にしたり、機関車で貨車の付け替えをしたりと、応用範囲が広がる遊び方だと思います。

併結前の列車ですが、2列車をばらばらで走行させることができますので、今回のレイアウトくらい距離が長ければ、単線でもそれぞれ運転することができます。駅で先行列車を追い抜いたりもできますので、普通列車と快速列車や、特急の待避などを再現できますね。

2 月 19, 2008

機関車の付け替え

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デジタル化のメリットでも書きましたが、DCCでは1本の線路の上で自由に列車の操作ができるため、機関車の付け替えや、編成の分割/併合などが簡単にできるようになります。

機関車の付け替えはアナログ運転でもできますが、デジタルの特性を活かして、少ない引き込み線上に縦列駐車状態に停められた列車の間を縫って行います。
限られたスペースと線路で遊べるデジタルのメリットだと思います。

動画今回のレイアウトは、長い単線の本線のループがひとつと、島式ホームのような行き違いができる設備が1カ所。行き違い設備の一方の線路から引き込み線が1本だけ出ている状態です。
分岐側の線路と引き込み線には、2編成の列車とEF81が停まっています。
カシオペアの編成は行き違いできる部分の線路の長さからははみ出してしまうので、これらの列車をいろいろとずらして機関車の付け替えをします。

最初にEF81を引き込み線から出して分岐側の線路の端に移動します。
次に列車の1編成を代わりに引き込み線に入れて、もう1編成は本線上に出して停車させます。
DD51を切り離して本線上に送り込み、EF81を分岐側線路から折り返して連結します。
本線上に出した列車は、一周させて分岐側の線路に停車させることによって、問題なく機関車が付け替えられます。

2 月 18, 2008

カシオペアDCC運転

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128.jpg単体のEF81に全12両編成のカシオペアを牽引させると、高架部分の坂(KATOユニトラック純正の勾配)を上ることができなかった(アナログ/デジタル共に)ので、北斗星色のDD51もDCC化して重連で挑みました。
さすがに重連は見事にクリア。問題なく走行することができました。
EF81でも平坦線か、坂の勾配を調整すれば走行できます。Nゲージの車両はかなり軽くできているのですが、12両ともなると、先頭が坂の頂点に達した時に、まだ後ろの方の車両は坂に入っていないような状態なので、きついようです。


動画DCC化したNゲージの走りを動画で見ていただこうと思います。
低速でも明るくライトが点いているため、夜行列車の雰囲気ばっちりです。
絨毯をはずしてフローリングの床でお座敷レイアウトしましたので、床にライトが反射してとても良い感じになりました。

搭載したデコーダーには「定速走行機能」が標準でついています。そのため、勾配区間でも速度は一定です。
アナログの場合にはどうしても登りでは遅く、下りでは速くなりますので、スロットルで調整しなくてはなりませんが、デジタルでは機関車が自動的に、速度が一定になるように調整してくれます。

2 月 15, 2008

Nゲージポイントのデジタル化

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Nゲージのデジタル化ですが、今回はポイントにDCCデコーダーを組み込みます。
使用するのはKATOのユニトラックの6番ポイント(標準的なポイント)です。
KATOからデコーダーとして「DS51K1」という製品が発売れさており、これを使用すると道床内にデコーダーを収めることができますので、お座敷レイアウトでは大変有効だと思います。

【ポイントのデジタル化は必須?】
DCCで運転ため際に、ポイントは絶対にデジタル化しなくてはならないというものではありません。ポイント駆動だけアナログ制御でも構いません。

125.jpgまず、ポイントをひっくり返します。裏側に板がついていますので、これをねじ2本を外して取り外します。


210.jpg取り外すと電動ポイントのポイントマシンが見えます。このままですと、まだアナログ用のコードが付いていますので、赤/黒のコードが半田付けされている部分に、半田ごてをあててコードを取り外します。
このコードはもう使いません。デジタル化したポイントでは不要です。


39.jpg板からコードを抜き取りました。シンプルになりました。


48.jpgデジタル運転の場合には、ポイントが非選択方式でないと都合が悪いので、写真のように短絡配線してポイントを非選択化します。
このコードはKATO純正の「DS51K1」を購入すると、袋に一緒に入っています。さすが日本のメーカー。なんて親切。
コードは若干長さに余裕があるので少し切った方が収まりがよいです。

【ポイントの非選択化とは?】
ポイントの開通方向に関係なく、常に線路全体に通電されている状態にすることです。
NゲージのKATOやTOMIXのポイントは「選択式」ですので、この工作が必要になります。
ちょっとわかりにくいと思いますので、明日、ここだけ解説したいと思います。


58.jpg次にデコーダーを写真のように配線して取り付けます。
ここでひとつトリッキーなことがありました。黄色の線に注意!!
黄色の線は、デコーダーにアドレスを割り当てる時だけ使用します。そのための専用の線です。
あとで使いますので、今はこのままにしておいてください。

ポイントマシンが外れやすいので注意してください。外れたらきちんと元に戻します。
また、コイルの線が細いのでこれにも注意してください。


68.jpg余っているコードを処理して、うまく道床内にデコーダーを収めます。
コードをもっと短くしてから半田付けしても良いかと思います。


77.jpg最初に付いていた金属の板のポイントマシンが当たる部分を絶縁します。
ビニルテープ等を巻くと良いでしょう。


86.jpg板をねじで元通り取り付けます。デコーダーも固定します。
これで完成です。

【注意】
この写真は最終状態のものを撮影したので、黄色い線も収められていますが、この後1回だけ黄色の線を使用します。ですので、アドレス設定が済むまでは、デコーダーと配線はテープで留めずにそのまましておくことをお奨めします。


95.jpg表向きに戻したところです。
非常にすっきりしましたし、デコーダーが道床内に収まっているので、見た目も良く使い勝手も向上しました。

最後にデコーダーにポイントのアドレスを割り当てます。
ここで先ほどの黄色い線を使用します。

実は「DS51K1」の製品の袋には説明書の類が一切付属していないのです(説明書は別途販売されているようです)。私は他のデコーダーと同様にCV値でアドレスを設定するものと思っていたので、ここで半日くらいはまりました。
この「DS51K1」というデコーダーは、CV値ではなく、黄色線に通電した状態でポイント操作を行うことによって、アドレス設定をするタイプなのです。コントローラーからCV値は一切読み書きできません。
袋には黄色の線をレールに接続するためのねじとナットと接点が付属しています。本来はこれでレールに接点をくっつけるのが正しい方法だと思いますが、それだと道床部に穴を開けることになりますので面倒です。
設定の時だけ黄色線にレールから給電すれば良いだけなので、初回1回だけ黄色の線の先をレールに当てておくか、手で接触させてポイントを操作するだけでOKです。

アドレスは、黄色の線が繋がっている状態で、操作した番号が設定されます。
例えば、アドレスに5番を設定したい時は、黄色の線のレールに接触させた状態で、コントローラー(キーボード)からアドレス5を指定して、ポイントの切り替えをするだけです。
私はIntelliboxというコントローラーを使用していますが、これの場合には、黄色の線を接触させた状態で、キーボードの5番のスイッチを赤/緑と押すだけです。(Intelliboxのアクセサリフォーマット設定が「DCC」になっていることを確認してください)

うまく設定できれば、初回1回は設定のためポイントは切り替わりませんが、次からはカチカチと切り替わるようになります。こうなればもう黄色の線は必要ありません。
ただし、今後設定を変更する際に必要になりますので、それまでは道床内に他のコードと一緒に収めておくと良いと思います。
設定したアドレスはポイントの裏などに書いておくと忘れなくて便利です。

ポイントのデジタル化で、配線が一気に楽になりました。
ただレールを繋げておけば良いだけですので、お座敷レイアウトでは大変便利です。
デジタル化はNゲージの利点をさらに引き出せると思います。

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