Nゲージポイントのデジタル化
Nゲージのデジタル化ですが、今回はポイントにDCCデコーダーを組み込みます。
使用するのはKATOのユニトラックの6番ポイント(標準的なポイント)です。
KATOからデコーダーとして「DS51K1」という製品が発売れさており、これを使用すると道床内にデコーダーを収めることができますので、お座敷レイアウトでは大変有効だと思います。
【ポイントのデジタル化は必須?】
DCCで運転ため際に、ポイントは絶対にデジタル化しなくてはならないというものではありません。ポイント駆動だけアナログ制御でも構いません。
まず、ポイントをひっくり返します。裏側に板がついていますので、これをねじ2本を外して取り外します。
取り外すと電動ポイントのポイントマシンが見えます。このままですと、まだアナログ用のコードが付いていますので、赤/黒のコードが半田付けされている部分に、半田ごてをあててコードを取り外します。
このコードはもう使いません。デジタル化したポイントでは不要です。
デジタル運転の場合には、ポイントが非選択方式でないと都合が悪いので、写真のように短絡配線してポイントを非選択化します。
このコードはKATO純正の「DS51K1」を購入すると、袋に一緒に入っています。さすが日本のメーカー。なんて親切。
コードは若干長さに余裕があるので少し切った方が収まりがよいです。
【ポイントの非選択化とは?】
ポイントの開通方向に関係なく、常に線路全体に通電されている状態にすることです。
NゲージのKATOやTOMIXのポイントは「選択式」ですので、この工作が必要になります。
ちょっとわかりにくいと思いますので、明日、ここだけ解説したいと思います。
次にデコーダーを写真のように配線して取り付けます。
ここでひとつトリッキーなことがありました。黄色の線に注意!!
黄色の線は、デコーダーにアドレスを割り当てる時だけ使用します。そのための専用の線です。
あとで使いますので、今はこのままにしておいてください。
ポイントマシンが外れやすいので注意してください。外れたらきちんと元に戻します。
また、コイルの線が細いのでこれにも注意してください。
余っているコードを処理して、うまく道床内にデコーダーを収めます。
コードをもっと短くしてから半田付けしても良いかと思います。
最初に付いていた金属の板のポイントマシンが当たる部分を絶縁します。
ビニルテープ等を巻くと良いでしょう。
板をねじで元通り取り付けます。デコーダーも固定します。
これで完成です。
【注意】
この写真は最終状態のものを撮影したので、黄色い線も収められていますが、この後1回だけ黄色の線を使用します。ですので、アドレス設定が済むまでは、デコーダーと配線はテープで留めずにそのまましておくことをお奨めします。
表向きに戻したところです。
非常にすっきりしましたし、デコーダーが道床内に収まっているので、見た目も良く使い勝手も向上しました。
最後にデコーダーにポイントのアドレスを割り当てます。
ここで先ほどの黄色い線を使用します。
実は「DS51K1」の製品の袋には説明書の類が一切付属していないのです(説明書は別途販売されているようです)。私は他のデコーダーと同様にCV値でアドレスを設定するものと思っていたので、ここで半日くらいはまりました。
この「DS51K1」というデコーダーは、CV値ではなく、黄色線に通電した状態でポイント操作を行うことによって、アドレス設定をするタイプなのです。コントローラーからCV値は一切読み書きできません。
袋には黄色の線をレールに接続するためのねじとナットと接点が付属しています。本来はこれでレールに接点をくっつけるのが正しい方法だと思いますが、それだと道床部に穴を開けることになりますので面倒です。
設定の時だけ黄色線にレールから給電すれば良いだけなので、初回1回だけ黄色の線の先をレールに当てておくか、手で接触させてポイントを操作するだけでOKです。
アドレスは、黄色の線が繋がっている状態で、操作した番号が設定されます。
例えば、アドレスに5番を設定したい時は、黄色の線のレールに接触させた状態で、コントローラー(キーボード)からアドレス5を指定して、ポイントの切り替えをするだけです。
私はIntelliboxというコントローラーを使用していますが、これの場合には、黄色の線を接触させた状態で、キーボードの5番のスイッチを赤/緑と押すだけです。(Intelliboxのアクセサリフォーマット設定が「DCC」になっていることを確認してください)
うまく設定できれば、初回1回は設定のためポイントは切り替わりませんが、次からはカチカチと切り替わるようになります。こうなればもう黄色の線は必要ありません。
ただし、今後設定を変更する際に必要になりますので、それまでは道床内に他のコードと一緒に収めておくと良いと思います。
設定したアドレスはポイントの裏などに書いておくと忘れなくて便利です。
ポイントのデジタル化で、配線が一気に楽になりました。
ただレールを繋げておけば良いだけですので、お座敷レイアウトでは大変便利です。
デジタル化はNゲージの利点をさらに引き出せると思います。
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