1 月 24, 2008

鹿と鉄道

カテゴリー: お知らせ news — しっぽしゃっぽ @ 9:00 am

130.jpg根室を離れる時間が迫ってきました。根室駅の小さな駅舎に人が三々五々集まり始めると、駅員さんが改札を開始します。
来た時と同じ1両編成の銀色の列車です。この列車が本日中に札幌まで行くことが出来る最後の列車になります。
行きは快速でしたが帰りは各駅停車です。ひとつずつこまめに停まっていきます。


319.jpg根室を出ると大きくカーブして、日本最東端の駅である東根室。前々回紹介した駅です。
ここから丘陵地帯の上を走っていきます。断崖絶壁の合間に時折、海が見えます。風力発電の風車もたくさん建っていました。


220.jpg列車が林の中にさしかかると、突然警笛が鳴り響き急ブレーキがかかりました。
事故かなと思って前を見ると、なんと野生の鹿です。それも1頭ではありません。何頭も集まった群れのようです。
鹿は自由に飛び跳ね、駆け回っています。そこにレールがあることなんてお構いなし。ここでは人間の方が部外者なのです。


415.jpgようやく鹿にどいてもらって、先に進むと、また鹿です。少し進んでは減速して、また少し進んでは停まってと、少しずつしか前に進みません。
鹿が珍しい私は運転席の横まで行きカメラを構えます。ちょうど線路をふさぐようにして鹿の家族が散歩中です。こちらの様子を伺っています。

715.jpg一方車内の様子はというと、カメラを持ってはしゃいでいるのは私一人だけで、他の乗客は気にもとめません。いつものことだといった顔で、鹿の方を見ることすらしません。カメラを持っている私の方が珍しいようです。なんだこの観光客は?といった視線で見られてしまいました。動物と暮らすことはここでは日常なのですね。


515.jpg列車がカーブを曲がると、大きな夕日が雪原の彼方に沈んでいきます。
海辺の丘の上には鹿の大群。20頭近くいるでしょうか。カメラのことも忘れて、思わず見とれてしまいました。


616.jpg冬の北国の早い夕日がどんどんと高度を下げていきます。厚岸の辺りですっかり夜になりました。

813.jpg釧路まで戻ってくると、本日の札幌行き最終特急「スーパーおおぞら号」が待っています。乗り換えが済むとほどなく発車。ぐんぐん速度を上げて暗闇の中を疾走していきます。振り子式の列車なのでカーブも高速で通過します。それでも札幌に着くのは深夜です。

コメントはまだありません »

コメントはまだありません。

このコメント欄の RSS フィード トラックバック URL

コメントをどうぞ

HTML convert time: 0.641 sec. Powered by WordPress ME