12 月 3, 2007

鉄道博物館今昔物語(2)

ヒストリーゾーン新しくできた鉄道博物館の一番の魅力はヒストリーゾーンと体験コーナーだと思います。
ヒストリーゾーンでは、日本に最初に鉄道が敷かれてから現在まで、実際に活躍していた車両の実物を見ることができます。どの車両も間近で見学でき、一部の車両には乗車したり、弁当を食べたりすることができるようになっています。内部機関の構造を見たり、台車の下にもぐれたりするものもあって大変魅力的です。
特に私のような国鉄時代の人間にとっては懐かしい列車が何両か停車しています。
昔の列車を知らなくても、今の子供たちには新鮮に感じるデザインもあるようで、十分楽しめる内容になっています。


ハチクマライスレストランと喫茶コーナーが2ヶ所にあり、休憩用のスペースもいくつかありますので、休憩しながら観覧できる点も良いです。
1階のレストランでは食堂車のメニューがそのまま再現されている料理を食べることができます。
これはハチクマライスといって、東北本線を走っていた食堂車のまかないとしてスタッフが食べていた食事です。半熟卵が入ったハヤシライス丼といったところでしょうか。見た目よりはボリュームがありました。

カツカレーこちらはカツカレーです。これもボリュームたっぷりです。価格も博物館にしてはわりと良心的です。

レストランの横を走る特急車両レストランからはすぐ横に高崎線、宇都宮線(東北本線)、川越線、そして大宮工場の留置線を見ながら食事をすることができます。ちょうど国鉄色の特急用車両が回送されていきました。まるで展示物が走り出したかのようです。


SLシミュレーターヒストリーゾーンと反対側には列車の運転シミュレーター(SLのみ別料金予約制、他は順番)とミュージアムショップがあり、その先の屋外にはミニ新幹線の乗り物(無料)とミニ列車体験運転(別料金予約制)のコーナーがあります。
SL運転シミュレーターは大変な人気でした。1日に運転できる人の数が数十人程度しかないので、予約整理券を配布しても、整理券をもらうための列というのができていてすぐになくなってしまいます。

ミニ新幹線ただ並ぶだけの価値はあるとても良くできたものです。本物のSLの運転台が設置されていて、実写映像が操作に合わせて動くようになっています。音も列車の揺れも再現されていますので、臨場感はばっちりです。音は踏切を通過する際のドップラー効果(通過した後に音が低く聞こえる)や鉄橋を渡る音なども再現されていました。
SL以外には通勤列車や新幹線のシミュレーターが実写やCGであり、こちらは予約がなくても並べば遊べます。


ミニ列車の体験運転SLシミュレーターと並んで人気があるのはミニ列車の体験運転です。屋外に遊園地の屋上で見かけるような小型の列車が並んでいて、それを信号機や標識の指示に従って自分で運転します。
速度はゆっくりですが、実際に運転してみると十分に楽しめます。私はこれが一番面白かったです。

運転席操作方法も本物の列車と同じような方式で、乗車する車両(順番なので選ぶことはできません)によって、2バンドル方式とワンハンドル方式の2種類があります。
私が乗ったのは205系埼京線で2ハンドル方式でしたが、力行ノッチ(車のアクセルの踏み具合に相当)は3段階、ブレーキには非常ブレーキもあって気分は運転士です。
途中には信号、標識の他に駅が3つあります。停車/通過は乗っている人の自由ですが進路の選択(ポイントの切り替え)はできません。駅手前の信号でどちらのホームには入れるのかが指示されていますので、そちらに進みます。ポイントの分岐側に進入する際には速度制限がある点もリアルでした。
ところでこのミニ列車に乗降する駅は「万世橋駅」になっています。交通博物館と共になくなってしまった万世橋ですが、こんなところで生まれ変わっていました。


ジオラマ2階には国内最大級のHOゲージ鉄道模型のジオラマがあります。無料予約なしで並べば誰でも運転ショーを見ることができます。
大きさはなんと25メートルプールひとつ分。とても大きいです。「のぞみ号」は16両編成など、新幹線も特急も実車と同じ車両数で走っていますが余裕を感じます。ちなみに我が家で、HOの「のぞみ号」16両編成を走らせるには2部屋ぶち抜きにしなくてはなりません。
走っている模型に搭載された車載カメラからの映像を見ることもできますし、就学前の小さなお子様用の優先席もありますので、家族連れには一番楽しめるコンテンツだと思います。


喫茶のマグカップ。これはショップで売っていますその他にも図書館や学習コーナーなどがあり、鉄道好きでなくても意外と楽しめる博物館でした。
しかしやはりまた混雑していますので、もう少しほとぼりが冷めてから行った方が良いかもしれません。
特に問題なのは予約が必要なアトラクションで、予約といっても整理券を時間になったら配布する方式ですので、まるでテーマパークのように並ぶ必要があります。

展示車両の車内整理券は開館直後と午後2時から配布される(時間は都度変更になると思いますので注意してください)のですが、混雑時は整理券をもらうために何時間も並んでいる人がいるので、実際に配布時間に行ってもすでに締め切った後で整理券はもらえません。列に並んでいる間は何もできない(つまり整理券の意味がない)ので、このあたりは事前予約枠、並ぶ枠、抽選枠など複数の方式を組み合わせるなど、もう少し工夫が欲しいと思います。
館内スタッフの対応も、他の施設と比較すると話し方(言葉遣い)や口調、わかりやすさ等がお世辞にも良いとは言えないものだったので。こちらも日本一と言われるように研修が必要だと思います。正直係員は「お役所の職員」というイメージでした。


交通博物館今後、企画展などもいくつか開かれるでしょうし、体験学習コーナーでどんなことが開催されるのかが楽しみです。これからの発展に期待しています。


動画館内の様子を撮影した動画です。
※今回の記事は一番下の写真だけが交通博物館、他は新しい鉄道博物館のものです。

2 件のコメント »

  1. しっぽしゃっぽさん

     鉄道博物館は残念ながらまだ行っていませんが、最近、横浜の日本郵船の博物館のペーパーワークによる船の展示を見に行きました。飛鳥など、見事な作品ばかりですが、作成されている方はお年をめしている方々でした。

     ミュージアムショップに小西模型の製品があり、なかなかの出来でしたが高価なので購入は控えてしまいました。ここよりも、三菱みなとみらい館のショップは小西のショールームのようになっているそうで、また、目の保養をしようかと思っております。しかし、鉄道模型をやってると、動かない模型にはあまり興味を持たなくなってしまいます。

     ところで、しっぽしゃっぽさんのCSは戻ってきましたでしょうか?私のはまだで、MSの登録も満杯になっていて、非常にCSが待ち遠しいです。

    Comment by Bemo — 12 月 6, 2007 @ 10:51 pm

  2. Bemoさん、こんにちは。

    船も面白そうですね。一度見に行ってみたいです。

    CSはつい先日戻って参りました。
    予想以上にバージョンアップされていてびっくりしました。ハード的にもソフト的にも機能アップして戻ってきますよ。マニュアルも新しくなっていました。
    ハードウェアは丸ごと交換ではなく、イーサネットコネクタの向きもそのままで戻ってきましたから、しっかりとドイツで作業されたみたいです。

    来週後半にはブログで報告できるのではないかと思いますが、少し留守にしますので、もう少し後になるかもしれません。
    ブログの方は書きためてからいきますので、一応自動的に毎日更新されるはずです。(今朝はミスってしまいましたが(笑))

    Comment by しっぽしゃっぽ — 12 月 6, 2007 @ 11:33 pm

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