若桜鉄道(2)
ようやく列車が来ました。ホームで待っていた乗客を乗せて若桜に向かって出発です。
しばらく因美線と併走した後、八頭高校前駅に停まります。ここは国鉄時代にはなかった駅です。その名の通り高校が、分岐している因美線と若桜鉄道の線路の間に挟まれるようにして建っています。高校生にとっては便利になったはずで、こういうのは民営化の良い例ですね。
両側に線路が隣接しているにも関わらず、国鉄時代は列車に乗るには郡家駅まで行かなくてはならなかったのですから、良いところに駅ができたと思います。
鉄橋を渡ると因美線と分かれて八東川に沿って走ります。ここから先は終点までずっと田園風景が広がります。
終点まで約20Kmと短いこと、この日は遅れていたので運転士さんが頑張って急いだこともあって、あっという間に終点の若桜に到着してしまいました。
ここは駅の構内にSLがおいてあり、イベントの時には運転されるようです。
短い区間ですが、終点近くでは小中学生が一団で利用したりしていて、通学の足としては定着しているようでした。それでも若桜鉄道も存廃が議論されています。
どこの地方鉄道もそうですが、学生とお年寄りによって支えられているように思います。逆に言うと、普通の大人はほとんど乗っていません。こういう公共交通がなくなると真っ先にダメージを受けるのは、車を運転できない人たちです。マイカーが全年齢対象の交通でないことを理解して、地域の交通を考える必要があると感じます。特に私の世代は、自分たちが年を取った時には高齢化社会を向かえるので、それでも大丈夫な社会であって欲しいと思います。
若桜までは2両編成で走ってきましたが、折り返しは後ろの車両を切り離して1両だけが戻っていきます。
この列車も鳥取行きです。終点の鳥取で私はさらに先に行く特急に乗り換えですが、遅れているのでどうなるかわかりません。
若桜鉄道の運転士さんが、親切にも列車無線で鳥取駅に問い合わせてくれました(鳥取から先に乗り換える人は私の他にもう一人だけでした)。結果は山陰本線はもっと遅れているので接続するとのことでした。助かりました。
郡家駅を過ぎて因美線に乗り入れると、複数の学校の高校生がどっと乗ってきます。車内は大混雑です。
ローカル線だってがらがらではないのです。利用年齢に偏りがあるとは言え、かなり利用されています。
がんばれ!若桜鉄道!!
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