若桜鉄道(1)
特急スーパーはくと号を利用して郡家(こおげ)駅に降り立ちました。
大阪からわずか2時間ちょっと。あっという間に鳥取県です。県都鳥取はもう目の前なのですが、郡家駅で降りたのは若桜(わかさ)鉄道に乗るためです。
スーパーはくとの「はくと」は神話「因幡の白兎」の「白兎」です。
列車も俊足で、ディーゼルカーですが振り子装置で車体を傾斜させながら走ります。加えて、山陽本線の上郡駅から因美線の智頭駅までの区間は、第3セクターで新しく建設された智頭急行線を走ります。中国山地を高架線路とトンネルで貫いているので、気が付くともう鳥取県でした。
郡家駅はのどかな田園風景の中にあって、日本の原風景を残す趣があります。
駅前の路地を少し入るとこんな景色が見られます。なんとなく落ち着く感じがする場所でした。
この駅は鉄道ファンにとっても楽しめる駅でした。いろいろな列車が来るのです。
朱色の車体をしているのは国鉄時代から走っているJRの普通列車の車両です。
隣のホームに停まっている銀色の車体は若桜鉄道の車両です。若桜鉄道の車両はイラストが描かれたものなどもあり、車両によってデザインが大きく異なっています。
こちらは智頭急行線の車両で運転される普通列車です。
鳥取駅から智頭駅までのJR因美線の区間は、各社の列車が共通で使われているのです。
時刻表ではJRの普通列車として、JRの区間しか走らない列車でも、車両は智頭急行線のものだったりすることもあります。多くの列車が各社から鳥取駅まで乗り入れていきます。
風景は田舎なのですが、鉄道に関しては、都市部の地下鉄や私鉄の相互乗り入れのようになっているのです。電化されていないので、乗り入れてくる列車は全部ディーゼルカーという点が新鮮です。
特急列車もスーパーはくと号の他に、岡山方面に行くすーぱーいなば号も運転されていて、それはまた別の車両が来ます。
若桜鉄道は旧国鉄の若桜線でした。
郡家から終点の若桜までは、わずか20Km足らずの小さな鉄道です。名前がとても綺麗ですね。
この日はJR線で事故があり、ダイヤが大幅に乱れていました。(各社が乗り入れていますので)私の乗る予定の列車はいつ来るのか全くわかりません。それでもいろいろな列車が発着していくので、見ていて面白かったです。
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