6 月 2, 2008

津軽線

カテゴリー: JR Japan Railway company group, 鉄道 railway — しっぽしゃっぽ @ 9:00 am

今年の3月で青函トンネルが20周年を迎えました。
青函トンネルについての詳しいこことは、本サイト「風のおひるね」の鉄道旅行記の中にありますので、そちらを見ていただくことにして、今回は青函トンネルへの取付線である津軽線に乗ります。
津軽線は前々シリーズの大湊線の反対側にある津軽半島を縦断する路線です。
大湊線→指宿枕崎線→津軽線とブログの上では南北をあっという間に移動できて便利です。



津軽線の出発は蟹田駅。青森駅からここまでは普通列車で来ました。
津軽線は青森が起点でこれから行く三厩駅が終着なのですが、実際にはここ蟹田駅で大きく様相が変わります。
蟹田駅までは(蟹田から先も青函トンネル方向は)電化されていて、長い貨物列車や特急がひっきりなしに通ります。
ところが蟹田駅から三厩駅までの区間は、まさに最果ての地に向かうローカル線。非電化路線をディーゼルカーがのろのろと走ります。



ここまで乗ってきた普通列車は701系のトップナンバー。3両編成の綺麗な車体で都会の列車と変わりません。
一方、蟹田駅で乗り換えることになる普通列車はキハ48型のディーゼルカー。国鉄時代からの古参で、指宿枕崎線でもお仲間に乗りましたが、こちらはJR東日本なのでカラーリンクが異なります。
701系が青森にそそくさと折り返してしまうと、キハが転戦して三厩行きになりました。



蟹田駅は北緯47度線にあるようです。ホームにそう書いてありました。これはニューヨークやローマと同じ緯度だそうです。
ディーゼルカーに乗り込む人は20人程度でしょうか。ほとんどが高校生かご老人で、どこでも見られるローカル線の光景です。こういう車内を見ると、社会を支えている鉄道やバスを感じます。
富山県では高齢化社会を見越してライトレールを導入し成功したそうですが、これからどんどん高齢化する日本の交通を見直す必要があると思います。マイカーでもいいのですが、今の機能(簡単に暴走できる、逆走できる、ルールを守るかどうかは運転者に委ねられている)では難しいように思います。



ごろごろと走り出した列車は中小国駅の先で、青函トンネルへの線路を分岐すると山越えに入ります。
トンネルを抜けて開けた場所に出ると、再び右側から青函トンネルへの海峡線が近づいてきて津軽二股駅に到着です。
海峡線はこの区間をまっすぐなトンネルで貫いているのですが、津軽線は山の地形に沿ってくねくねと曲がりながら走るのです。作られた年代の違いによる鉄道建設技術の進化を実際に見ることができます。
津軽二股駅は海峡線の津軽今別駅と隣接しています。簡素な階段で直接繋がっているのですが、津軽二股駅はJR東日本の駅、津軽今別駅はJR北海道で本州にある唯一の駅で、両社は別会社の駅なのです。全国でもJR同士のこういう例はここだけ。とても珍しい場所です。駅舎も可愛いモダンな建物でした。



すぐ横には海峡線が走っています。ちょうど新幹線工事の真っ最中で、駅の横には工事基地が作られて、ロングレールが何本も用意されていました。青函トンネルはまた進化します。
津軽線はまるで出世魚のような路線です。昔は廃止されてもおかしくない非電化ローカル線でしたが、青函トンネルが開通すると、中小国駅までは電化されて設備も改良され、本州と北海道を結ぶ動脈になりました。
特急列車も走るようになって、ここ津軽今別(二股)駅にも特急が停車します。
そしてさらに今度は北海道新幹線です。すでに函館までは認可が下りて着工されています。予定ではここに奥津軽駅(仮称)ができることになっています。
非電化単線のローカル駅が徐々に進化して、後何年かすると複線電化の新幹線駅になるのです。名前はそのたびに変わっていますので、本当に出世魚のような場所です。



ローカル線の津軽線は海峡線の下をくぐって海沿いに向かいます。



2つ目には本物の(?)今別駅がありますが小さな駅です。
車窓にはのんびりとした風景が展開します。



終点のひとつ手前の津軽浜名駅で、ついに海が見えました。向こうには北海道を望むことができます。
ここで高校生が団体で下車して、車内にはほとんど人がいなくなってしまいました。


最後の1駅間は閑散としています。海を間近に見ながら左にカーブを着ると終着の三厩です。
車内にディズニーランドの広告が下がっていることが、JR東日本の管轄であることを感じさせます。

6 件のコメント »

  1. こんばんは、大阪に住んでいる高校 3年です。
    青春 18きっぷでは701系に酒田~秋田まで乗車して、
    701系 トップナンバーを撮影できました。
    津軽線が複線電化するとキハ 48 気動車は引退すると思いますし、
    701系 トップナンバーが青森駅まで行くこともあるそうですが、
    車内はロングシートですが、1部701系はクロスシートが運用していますが、
    秋田~新庄間、大曲~盛岡間のみだと思います。

    青春 18きっぷで来年ぐらいにJR北海道まで行こうと思います。

    Comment by 大阪人 — 12 月 28, 2008 @ 8:45 pm

  2. 大阪人さん>

    遠いところまで青春18きっぷの旅。お疲れ様でした。
    この701系はお昼頃だったので、間合い運用かもしれませんね。
    ピンク色の帯が秋田配置の車両のようです。言われてみればそうですが、車両基地によって色が違うのは知りませんでした。

    北海道はまた景色が違います。
    18きっぷで行かれると楽しいと思いますよ。夏も良いですが、冬もお勧めです。

    Comment by しっぽしゃっぽ — 12 月 29, 2008 @ 11:40 am

  3. 津軽線が複線電化にされるのはいつごろですか。

    Comment by しん — 12 月 29, 2008 @ 5:56 pm

  4. しんさん>

    津軽線が複線電化になるという話は聞きませんね。
    平行して新幹線が建設中なので、現行線はそのままなのではないでしょうか。

    Comment by しっぽしゃっぽ — 12 月 30, 2008 @ 1:04 pm

  5. 津軽線 キハ 40、五能線 キハ 40の引退時期などは
    分かりますか。
    分かれば教えてもらえないですか。

    Comment by 大阪人 — 12 月 31, 2008 @ 1:01 pm

  6. 大阪人さん>

    キハ40の引退時期はちょっとわかりません。すみません。
    私は車両や運用に関してはあまり詳しくないですので、そういう方面に詳しいホームページで聞かれた方が良いと思います。

    Comment by しっぽしゃっぽ — 12 月 31, 2008 @ 1:16 pm

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