4 月 29, 2008

宇部線と小野田線

カテゴリー: JR Japan Railway company group, 鉄道 railway — しっぽしゃっぽ @ 9:00 am

山口県の宇部のあたりは工業地帯で、たくさんの工場やコンビナートが並んでいます。その中に空港なとがあり、夜に行くと格好いい未来的な光景を見ることが出来ます。

この工業地帯の中を走っている線が、宇部線と小野田線です。
鉄道ファンの間では知名度があります。少し前まで現役列車として、昔の古い車両が走っていたからです。
いまはその車両も引退して、普通の(といってもやや古いタイプですが)電車になっています。
落ち着いた時を見計らって乗りに行きました。



この線には雀田駅から長門本山駅まで、わずか2駅しかない小さな支線があります。
現役最古の車両はまさにこの区間を走っていたのですが、これが乗り鉄にとってはかなり難しい区間なのです。
列車が来るのは早朝と夜間に数本だけ。東京からは遠く、朝晩いずれも乗りにくいのです。



乗り鉄ではこのようなパターンが一番苦労します。
単に本数が少ないという路線はわりとあるのですが、そういうローカル線はそれ自体が楽しみだったりして、乗りに行こうと決めてしまえば意外と難なく感じるのです。
しかし小野田線のように、通常の観光や地域交通の用途でない線は乗りにくいです。距離も短いですし、風景が綺麗なわけでもないのですが、乗らないとだめという義務感を感じてしまいます。
工業地帯を走るこうした路線は、他にも全国にいくつかあり、なんとか乗ってきました。宇部線、小野田線はいよいよこの部類の最高峰に挑むという気持ちでした。



列車が朝晩にしかないので、途中の宇部新川に一泊しました。
新山口から宇部線の電車に揺られて行きます。車窓にはずっと住宅地と工業地帯が続きます。
新山口の方が都市ではないかと思っていたのですが、調べると宇部の方が安いホテルが断然多いのです。
行ってみてわかったのですが、工業地帯の中心的な町なのでビジネスユースが多いのだと思います。



翌早朝、ホテルの受付が始まる前にチェックアウトして、誰もいない宇部新川駅で列車を待ちます。
1両の可愛い電車が入ってきました。旧型でなくても、これも十分可愛くて懐かしい感じのする列車です。
乗客は私だけ。誰もいません。
車内で運転士さんとふたりだけで待っていたら、もう一人、鉄道ファンが乗ってきました。本日は、2名の乗客全員が鉄道ファンです。イベント列車のような雰囲気で発車します。



日の出前の工場地帯を走ります。河口付近で大きな川を渡りました。穏やかな水面が広がっています。
意外にも風景が良いですね。こんなところも走るのかと、ちょっと驚きました。



すぐに雀田駅に到着です。ここで小野田から来る対向列車を待ってから発車です。
乗換客はいなかったので、やはり鉄道ファン列車として、いよいよ長門本山に向かいます。



民家の軒先をかすめるように走ったかと思うと、もう終点です。
とても小さくてぽつんとした駅でした。道路に突き当たるようにして線路が止まっています。その向こうには海が見えました。
一応、観光マップなのものが設置されていましたが、私のような物好きな人間へのサービスなのかもしれません。

朝日が昇ってきました。
駅名板の向こうの空が朱色に染まりますが、天気はいまいちのようです。



折り返しの列車に乗って、雀田駅に戻り、今度は小野田駅の方に乗り換えます。
ホームでは乗客がいなくなった電車がちょこんとしていました。今日2往復目(朝の最終便)はたぶん新鮮な空気だけを運ぶのではないかと思います。
線路の脇に咲いていた菜の花が印象的でした。

2 件のコメント »

  1. 小野田線で、少し前まで運用していた古い チョコレート色

    が、保存している場所を、

    教えてください。

    Comment by 牧野 佑介 — 5 月 8, 2008 @ 4:55 pm

  2. 旧型電車のクモハ42のことですね。
    少なくとも昨年までは山口車両センターにそのまま保存されているようです。

    Comment by しっぽしゃっぽ — 5 月 8, 2008 @ 5:38 pm

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