満を持してMAXI参入!? 2004年3月

 

 ついにメルクリン最後の砦となっていた1番ゲージとMAXIがお仲間に参加です。これでメルクリン・ブランドのラインナップが勢揃いしました。
 1番ゲージとMAXIは、メルクリンの中でも最もサイズが大きい鉄道模型です。線路の幅は45mmあり、車両も32分の1スケールで相当大きくなります。日本の小さな家屋では、机の上に車両が1両乗っているだけで、相当な存在感があります。

 試しにZゲージ、HOゲージ、1番ゲージ(MAXI)の車両を並べて写真を撮ってみました。
 どのゲージも車両は同一のガラス貨車(同じ貨車)になります。この貨車自体は実物の列車があるものではないですが、全部のゲージに共通した同一の車両はこれしか持っていないので、すいません。ちなみに実物があったと仮定すると、ワイン貨車程度(比較的小型の部類)の大きさの貨車に相当するのではないかと思われます。
 せっかくですから、実物がある車両の機関車も比較してみました。
 MAXIだけがE44というちょっと昔のドイツの電気機関車で、HOとZはどちらもRe460という最近のスイスを代表する電気機関車です。
 とにかくMAXIが大きいですね。HOと比較しても、Z:HO以上に大きくなっているような気がします。

 メルクリンの1番ゲージとMAXIは、車両の性質が違うだけで、どちらも大きさとスケールは同じものです。
 1番ゲージというのは、軌間45mm、スケール32分の1の鉄道模型の一般的な名称です。対してMAXIというのは、メルクリンのブランド名で、メルクリンが発売している1番ゲージのうち、特に庭園鉄道など屋外用途でも遊べるように設計されたものを指します。
 MAXIのブランドがついた車両は、壊れにくいように頑丈な金属で車体が出来ているとか、屋外でも塗装がはげにくいような加工が施されています。
 私のホームページでは、メルクリンのカタログ(箱)にMAXIのロゴが入っているものはMAXI、メルクリン1と書かれているものは1番ゲージと呼ぶことにしますが、特に厳密にする意味はないかもしれません。屋外で遊ぶときはMAXIの車両にしてね、程度の雰囲気です。
 ちなみにMAXIの車両は青い空色の箱に入っていますが、1番ゲージの車両はHOゲージと同じ白い箱に入っているようです。
 なお、最近は日本でも、庭園鉄道が広まりつつあるようで、屋外での鉄道模型としてはGゲージが知られるようになっているそうです。GゲージとMAXIの違いは車両のスケール(縮尺率)です。
 Gゲージが22.5分の1のスケールに対して、MAXIは32分の1になります。つまり、Gゲージの車両の方がMAXIよりもさらに大きいということです(もちろん実物の大きさに左右されますが)。また、Gゲージは主に狭軌用の実物を模型にしていますが、MAXIはドイツ国鉄の普通の車両もラインナップしています。特に狭軌に限っておらず、HOやZでおなじみの車両もあります。
 GゲージもMAXIも線路幅は45mmで同一です。Intellibox等のコントローラーを使用すれば、同一線路上でも運転が可能だと思います。

ポイントも本格的です

E44型電気機関車
HOのBigboyのように台が付いています

比較ついでに・・・
HOの豚さんとZの豚さんです。
MAXIでも豚さんが出るといいですね。

走るE44

 

    汽車は走るよ、ガタンゴトン  

 

 車両も大きければ当然、線路も大きいのがMAXIです。HOゲージの3線交流式と違って、MAXIはZゲージと同じ2線式のレールを使用します。
 電流はHOと同じ交流を用いてデジタル制御が可能です。デジタル運転時はコントローラーもHOと共通で使用できます。
 レールの見た目もZゲージと同一で、道床がついていないタイプです。ジョイントで接続する点もZと似ています。しかし、Zのものとは比較にならないくらい頑丈です。レールも固いですし、ジョイントを接続するのもわりと力が必要です。何本も繋げていると手が痛くなってくるので、手袋をして作業した方が良いでしょうか。

 電源とコントローラーからの線路への給電は、フィーダー線路を用いるのではなく、直接左右のレールにフィーダー線を取り付けます。
 フィーダー線をつけるための金具があり、最初にこれをレールにネジ止めします。レールのどの部分にも止められるようになっていますので、好きな位置に給電することができます。
 金具を止めたら、フィーダー線を金具に差し込むだけです。ZやHOと違い、フィーダー線もずっと太いケーブルが用いられています。

 コントローラーとの接続は、他のゲージと全く同様です。
 私はMAXIもデジタル制御方式で運転しますので、電源とコントローラーはHOのものを用いました。HOはIntelliboxを利用しているため、余っていたメルクリン純正のコントローラー6021をMAXI用に割り当てました。
 購入したE44型電気機関車は、なぜかマニュアルに、6021のディップスイッチを変更するように書かれていたので、それだけがHOと違う点です。

 さて、いよいよ出発進行です。ZもHOも最初は電気機関車でしたから、MAXIでも伝統(?)に従って電気機関車からのスタートです。
 機関車はとても重たくて、何kgもあります(箱込みで7Kgと書かれていました)。ゆっくりと重厚に走るのかと思っていたのですが、意外とあっさり、すーっと軽々と走り出します。
 最高速度もかなり出ます。相当パワーがあるようです。しかし、屋内で巨大な模型が爆走していると、運転しているこちらも少々怖いので、すぐにゆっくり運転にしました。
 貨車を繋いでみることにします。
 とうとう、ずっと出番を待っていた、あの『ブランデー貨車(1番ゲージ)』が活躍するときが来ました。ガラス瓶の半分ほどブランデーが入っています(私が呑んだので少し減りました)。それと、MAXIの有蓋車を繋ぎます。有蓋車は、中に電池で動く音声チップを入れるようになっていて、派手に衝撃を加えると「がっしゃーーん」と中の荷物が割れる音がします。
 こういったギミックは単純ですが面白いですね。子供でなくても大喜びです。
 回路はとても単純で、電池と音声チップを繋ぐ線の途中にバネが仕掛けてあり、これが振動で震えて線と接触すると回路が接続されて音が出る仕組みです。

 E44機関車は貨車を連結してもなんのその。ブランデー貨車もかなり重たいのですが、軽々と牽引していきます。
 この機関車は、ファンクションボタンでヘッドライトが点灯、F2でサウンドon、F3で汽笛、F4でテレックスカプラーを操作することができます。
 中でもサウンドが迫力満点です。HOと比較しても、音量、音質共に格段に違います。スイッチを入れると、エンジン音、ブレーキ音や、アイドリング音が鳴り、走り出すと速度に応じて、ガッチン、ガッチンとノッチ(機関車のアクセルに相当するもの:車と違ってエンジンの回転数を上げるのではなく、電気抵抗の配列を変更する操縦デバイス)を切り替える音までします。
 急停車すると、キキッとブレーキが音を立てますし、止まった後も、しばらくアイドリング音が続いてからエンジンが止まります。これは外で運転したくなりますね。

【動画】走るMAXIの列車:320×240 WMV形式 音声あり 約2.1MB

 今回は、まだ注文した線路と車両が全部揃っていませんから、単純なオーバルを走るだけです。
 バックオーダーが届けば、行き違いができるようになる予定です。あくまで部屋に収まれば・・ですけれども。

まさに寝室ぎりぎりのサイズです。
ひとつ内側はHOゲージ、
一番内側がZゲージです。

この機関車の最小回転半径は600mm。
1020mm必要な車両もあります。

クローゼットのドアをかすめて走ります