Q&Aコーナー

2005年2月

私が実際に困ったこと、また、みなさんからよく質問されることをまとめました。
メルクリン以外のことも含めて、種類ごとにまとめてありますので、参考にどうぞ。

 

    鉄道模型一般/メルクリン一般に関すること  

【Q】 鉄道模型をはじめたいのですが、ずはりどの鉄道模型が良いのでしょうか。
【A】 
一番好きな(気になる)ものから始めるのが良いと思います。
一般的には、大きな鉄道模型ほど取り扱いが簡単で壊れにくいです。よくZゲージは小さいので気軽にできるだろうという印象がありますが、実際には、メルクリンの中ではZゲージがもっとも上級者向けだと思います。たくさんの列車を走らせたいのならHOのデジタルまたはシステムズ、お子さんと一緒に遊びたい、または実感的なものではなくて可愛くて、夢があるものという意味ではLGBやMAXIをお奨めします。
日本の列車を走らせたいのならNゲージです。メルクリンには日本の列車は1台もありません。
ただし、どんなことも「これが好き!」という愛と情熱には勝てないので、好きな車両や、気になる商品があるのなら、それが一番です。

【Q】 まだ小学生(中学生/高校生・・・)なのですが、大丈夫でしょうか。
【A】
大丈夫でしょう。
ただし、以下の点に注意すると良いと思います。
(1)大きいゲージの方が扱いやすくて壊れにくい、改造もしやすい
(2)いずれにしても、ある程度、「継続的に」お金がかかる

【Q】 最初はスターターセットというものを買えばいいんでしょうか。
【A】
そうです。スターターセットなら、とりあえず比較的安価に、過不足なく遊べます。
価格は単品で買うよりもかなり安いので、特別な理由がない限り最初はスターターセットでしょう。後から車両欲しさに、さらに別のスターターセットを買ったりもするほどです。

【Q】 メルクリンは高いんじゃないですか?
【A】
メルクリンに限らず、鉄道模型は娯楽品なので高いです。覚悟して稼ぎましょう。
比較論では、Nゲージは比較的安いので、それと比べるとメルクリンは高いです。特に日本国内では、Nゲージに対して相当高い価格になります。海外通販を利用すれば、国内の価格の半額以下〜8割程度に抑えることができます。
HOに関しては、国内のHOは商品によってはめちゃくちゃ高いのですが、メルクリンはそんなことはありません。
メルクリンに関して言えば、Z、HO、MAXIで値段はそんなに変わりませんが、流通量の違いでしょうか、HOが最もリーズナブルな感じはします。

【Q】 ドイツ語が全くできないのですが大丈夫でしょうか?
【A】
ドイツ語は大丈夫、なんとかなります。ただし、英語はほぼ必須です。
英語の勉強をしながら遊びましょう。

 

    Zゲージについて  

【Q】 ファンスターターセットと普通のスターターセットの違いはなんですか?
【A】
ファンスターターセットの場合は、付属の電池式コントローラーでは、列車の速度を調節できないので気をつけてください(ただ走行させるだけなら問題ありません)。車両やレールは同じなので、共通して使用できます。
ファンスターターセットとは、約1〜2万円程度で販売されているプラスチック製の箱に入った小さなセットです。年に何回か新製品が出ます。また、航空機の機内販売でもよくカタログに載っています。

【Q】 ポイントの非選択式というのが、よくわかりません。
【A】
ぶっちゃけて言うと、線路上のすべての列車が必ず同時に走ってしまうのが非選択式です。
線路の上に動力車を3台乗せると、どこにいても、ポイントがどう切り替わっていても、3台全部が同じように動きます。
個別に動かすには、線路を計画的に絶縁していくことが必要です。これが面倒、またはよくわからない人は、大きなレイアウトは作らないか、HOかMAXIにすることをお奨めします。絶縁はZゲージでは理解が必須の知識です。

【Q】 デジタル化したいのですが?
【A】
メルクリンではサポートしていませんが、デコーダーを自分で取り付ければ、Zゲージでもデジタル化はできます。デコーダーはDCCのものを使用しますので、コントローラー等の機器もDCC対応のものが必要になります。
デコーダーは市販されています。日本でも買えますが、一番小さいものは取り寄せになるので、海外通販で購入した方が良いと思います。
デコーダーの取り付けには、ハンダ付け等の電気工作と、電気の知識が必要です。やや難しいです。また、車両の構造上、スペースがなくてデジタル化が難しい車両も多数あります。特にSL系は難しいです。
比較的簡単にデジタル化できる車両としては、VT11.5のTEE、アルペンゼー、Re460等でしょうか。

【Q】 デジタル化するとライトのオン/オフができますか?また走行性能は?
【A】
結局は自分の工作の腕にかかっていますが、理論的には止まっていてもライトや車内照明ををオン/オフしたり、前照灯/尾灯を切り替えたりすることができます。
走行については、アナログの時よりも、ゆっくりと走ることができるようになります。超スロー走行等が可能です。逆に、最高速度はデコーダーの性能にもよりますが、アナログの時よりも遅くなります。通常の走行には問題ありませんし安定もします。

【Q】 勾配はどの程度まで大丈夫なの?
【A】
安全圏は2%〜3%程度(1mで2cm高くなる〜1mで3cm高くなる)です。実際には4%程度までは登るという意味では登りますが、空転する車両が出たり、極端に速度が落ちたり、長い列車は止まってしまったりします。

【Q】 トンネルや橋のクリアランスは?
【A】
パンタグラフをあげた電気機関車は高さ5cm以上はないと通過できません。架線を張れば4cmちょいあれば通過できます。
またR145では、長い客車は、普通に架線柱を建てると接触します。
いずれにしても、車両によりますので、実際に計測することをお奨めします。

【Q】 Nゲージのパワーパック(TomixやKATO)を流用したいのですが、使えますか?
【A】
問題なく使えます。ただし、Nゲージでは最大電圧が12V程度あるので、いっぱいまでスロットルを回さないように注意してください。Zゲージの最大電圧は10Vです。

【Q】 メンテナンスが大変ということですが、実際に何がどう大変なのですか?
【A】
レールの掃除と、レイアウトの埃取りです。つまり毎回かなり丁寧に掃除するということです。
掃除が嫌いな人は、HO以上が良いですよ。
レールは、毎回走る前にゴシゴシと磨いた方が良いです。磨くのは眼鏡用の布が便利です。たまにレールクリーナー等も使用します。
この作業は、お座敷レイアウトならそんなに手間ではありませんが、固定したり(情景があったり)、架線が張ってあると、とたんにかなりの時間がかかる作業に変身します。
他には、長い間走行していなかった車両は、慣らし運転等が必要な場合もあります。

 

    HOゲージについて  

【Q】 初めてなのですが、デジタルで大丈夫でしょうか?
【A】
大丈夫です。というか、デジタルの方が簡単です。
日本ではNゲージがアナログなので、鉄道模型というとアナログのイメージがありますが、ぜひデジタルに触れてみてください。新しい発見があると思います。

【Q】 メルクリン方式とDCCの違いを知りたいのですが?
【A】
線路に流すデジタルの信号が違います。
WindowsパソコンとMacintoshパソコンのようなものだと思ってください。機器やソフトに互換性はあれません(もちろんパソコンにハイブリッドがあるように、両対応のものはあります)。
ただメルクリン、またはDCCだけで遊んでいる分には問題は全くありません。システムだけみるならメルクリンの方が先進的だと思います。
重要なのは、メルクリンの列車はDCCでは走れない、DCCの列車はメルクリンでは走れない。これだけです。

【Q】 デジタルとシステムズの違いを知りたいのですが?
【A】
デジタルの次世代のシステムが「システムズ」です。
メルクリンのデジタルは、デルタ→デジタル→システムズと進化しています。
Windows3.1→95→XPみたいな感じだと思ってください。
システムズは、2004年からスタートしたばかりなので、まだラインナップの整備中です。デジタルの車両や機器もシステムズで使用することができます(上位互換です)。
デジタルと比較して、システムズでは、列車に割り当てられるアドレスの数が飛躍的に増えたのと、1個のデコーダーで制御できるファンクション数が倍の8個に増えています。

【Q】 2線式の車両をメルクリンでも走らせたいのですが?
【A】
改造が必要になります。改造は比較的簡単にできる場合もありますし、不可能な場合もあります。
また、2線式の車両と同一の車両を3線式でも発売しているメーカーもあります。

【Q】 HOは場所をとるんじゃないですか?
【A】
HOに限らず鉄道模型はある程度の場所を占有してしまいます。でも、工夫すれば小さなスペースでも遊べます。
例えば、お座敷レイアウトなら遊ぶときだけ線路を敷けば良いですし、HOはデジタルなので、線路が周回していなくても、それなりに入れ替えなどを楽しめます。極端な話、本棚等でも遊べます。
また、日本のHOは最小回転半径(通過できる最も急なカーブ)が大きいのですが、メルクリンは大型機関車でも360mmのカーブを通過できます。つまり、幅が約80cm程度あれば、列車が180度回転することができます。実は日本向きなのです。

【Q】 RTSカプラーはどこで買えるのですか?
【A】
東京にある銀座ショールームさんで購入できます。
銀座ショールームさんは、銀座にあるお店です。
住所:東京都中央区銀座1−15−13 北欧ビル5F
メール:showroom@pop16.odn.ne.jp
になります。
最寄り駅は、東京メトロ銀座線の京橋駅でA2出口から出ると近いです。
北欧ビルは、ごく普通の輸入雑貨屋さんなので、入るときに勇気が必要ですが、雑貨屋さんに入って、中の階段で5階まで上がります。3階まではぐるぐると回りながら上がって、4階、5階はまっすぐに登ってから、さらにぐるっと回ります。5階に行くとだんだん見慣れた箱が積み上げられているのが目にはいるので、安心感が出ると思います。
月曜、火曜は定休日であることが多いので、週の後半に行くことをお奨めします。他にも、ドイツでメルクリンのイベントがあったり、北欧ビル自体がお休みだと不定休でお休みになります。
RTS社は、ホームページ、メールアドレス共にありません。ドイツの電機関係の会社を退職された方が、家族で経営されている小さな会社のようです。FAXが唯一の連絡手段ですが、ドイツ語しか通じません。
カプラー専門メーカーではなくて、他にも車内照明とか電気関係のものは作っているみたいです。

 

    1番ゲージ(MAXI)について  

【Q】 どのくらい大きいのでしょう?
【A】
模型としてはわりと大きいです。車両1両が小さな箱程度でしょうか。庭園鉄道の Gゲージもほぼ同じ大きさです。
四畳半程度の何もないスペースがあれば、線路を1周敷くことができるくらいです。条件としては中型のラジコンが遊べる環境と同等だと思います。
買う前に、一度お店に確認に行くと良いでしょう。

【Q】 屋外でも大丈夫ですか?
【A】
一応、MAXIの車両(空模様の箱に入った製品)なら大丈夫です。ただ、線路がいまいち軟弱そうなので、本格的に屋外で、という場合にはLGBのGゲージをお奨めします。

【Q】 LGBのGゲージとどこが違うのですか?同じ線路を走れるのですか?
【A】
車両の縮尺が違います。Gゲージの方がやや大きいです。
線路は同じ線路が使用できますが、MAXIの線路の上をGゲージが走ることはできません。Gゲージの線路の上をMAXIが走る分には問題ありません。ただし、デジタルでコントロールする場合には、Gゲージとメルクリンでは方式が違うのでだめです。
それから細かい点ですが、連結器の形状が違うので、MAXIの車両とGゲージの車両を、直接連結することはできません。

 

    海外通販について  

【Q】 安いんですか?
【A】
価格は実際に見て判断になりますが、一般的には日本の国内価格よりは安いです。
また、本場ドイツなので、お店によって、たまにセールがあったりするのも安く購入できるポイントだと思います。
日本では、型落ちとかしないとなかなかセールになりませんが、ドイツでは在庫が多いとセールになったりするので、比較的新しい製品でも安く手に入ったりします。
私が今までに買ったお得なものでは、Zゲージのソーラーセット(トランク・レイアウト)が、新品で約5万円ちょうど(時価の為替レート換算)でした。

【Q】 品質とかどうでしょうか?
【A】
壊れているわけではありません。が、細かい点が気になる場合には、国内で購入されることをお奨めします。

【Q】 いきなりドイツ語でメールが来たりしませんか?
【A】
それは来ますね(笑)。それがだめですという方は、国内で買われることをお奨めします。
ドイツ語のメールも、英語で返信すれば、たいていは大丈夫です。
なぜ大丈夫なのでしょうか?それは、日本人も翻訳ソフト等でメールを読んだり書いたりしますよね。それと同じでドイツ人も、英語なら翻訳ソフトで読んだり書いたりしてくれるからです(英語が通じるところが多いことも事実ですが)。ですので、文章とかお互いに多少変ですが、意味は通じると思います。

【Q】 不安なのですが、正直どうなのでしょうか?
【A】
不安があるという方は、国内で購入された方が良いです。不安も楽しめる余裕がないと、つらいと思います。
価格重視、品質重視という方は、避けた方が良いのではないかと思います。
文化も言語も違うところで買い物するわけですから、それなりのことはあります。家で買えるからと言って、簡単なことではありませんし、努力と姿勢は要求されます。

【Q】 トラブルに対する対策は何かないですか?
【A】
一番良いのは、クレジットカード等の保険です。
カードによって、輸送中の事故、その他様々な傷害保険が付いていると思います。内容はカードによって千差万別ですので、海外通販向きのカードを探すと良いと思います。