SL急行ラインゴルト号 2004年1月

 

 HOの方もドイツから、列車が続々と届きました。これで今まで機関車だけでちょっと寂しかった運転にも幅ができると思います。
 せっかくのHOですから、音が出たり、ちょっと変わった動作をするものを買い求めてみました。なかでも注目株は、ドイツのSL急行列車『ラインゴルト号』のフルセット、架線試験車、ピアノ展示用客車などです。順番にご紹介しましょう。

 まずはラインゴルト号。これは最初はZゲージで欲しいと思っていたのです。HOでも機関車がブルーの塗装の75周年記念モデルが発売されていることがわかったので、煙が出せるHOモデルを選択しました。旧ドイツ鉄道公社時代に走っていたSL豪華急行列車です。
 セット内容は、綺麗なブルーに塗装されたSL機関車S3/6形と炭水車、1等と2等のサロンカーと厨房付きサロンカーがそれぞれ1両ずつ、そして手荷物運搬車の全6両編成です。SLには発煙装置を組み込んで煙を出しながら走らせることができます。
 メルクリンのHOゲージは、ショートスケール(縦方向の縮尺が実物よりも縮められた車両:模型用の急カーブを走行できるようにするため)の車両も多いですが、それでも、このセットを全部繋ぐと狭い部屋いっぱいになります。ちょうど直線部分にぎりぎり収まる形で停車できるほどの長さです。
 しかもラインゴルト編成は、連結器が直結型のものが採用されているため、まず編成を特別製の金属箱から出して線路の上に並べるだけでも結構大変です。
 しかし、走る姿はさすがに立派。ブルーの高貴な列車が、全車両ライトがついた状態で、白い煙を吐き出しながら疾走します。手元のコントローラーでは、SLの汽笛と鐘を鳴らすことができるようになっています。

 新年早々に届いた黄色い架線試験車両と、黒いピアノ展示用車両も面白い機構が搭載されています。
 架線試験車両の方は、実際に通電状態を試験することができ、その結果が3色のLEDで点灯します。また、2つついているパンタグラフの昇降を、コントローラーで別々に遠隔捜査することが可能です。鉄道模型もだんだん本物の列車のようなリアル感近づいていますね。
 ピアノ展示用車両は、ドイツの車両設備組合の私有車両です。こちらはなんと、ベートーヴェン、ショパン、シューマン、ムソルグスキー、モーツァルトのピアノ曲を数曲演奏させることができます。演奏は走行中、停止中に限らず制御可能となっています。

 その他には、ドイツの貨物入れ換え用の小型ディーゼル機関車とスイスのプルプッシュ列車用客車が4両ほど増えました。
 ディーゼルはZゲージでも同じ機関車がありますので、初めてZとHOの両方で存在する車両になりました。HOの方はテレックスカプラー付きで、コントローラーで連結器を操作することができます。まさに車両の付け替え運転ができます。
 客車はスイスのRe460機関車にマッチするタイプを購入しましたが、こちらはバラで買ったため、内部の電灯などが別売りになっていました。今度時間がかるときに電飾化の作業をしたいと思います。

夕暮れの部屋に佇む列車たち
リバース線で出番を待つ
午後の日を浴びた急行列車
ラインゴルトも一休み
カーブですれ違う列車
カプラー解放用レール

 

    ついに全線を複線化  

 

 ということで、HOもかなり遊べるだけの車両体勢になったのですが、そうなると別の問題が発生します。いまの単純なオーバルではIntelliboxの性能が十分活かせないと言いますか、単純に1台の列車しか走らせられないのです。単線ですから当たり前で、線路の長さを考えると同一方向に2列車を走行させるのが限界で、いまいちZゲージとの差違がはっきりしません。
 そこで思い切って線路を追加購入し、全線を完全に複線化しました。写真が複線化後の全貌です。
 もうまさに寝室にぎりぎりのサイズです。これ以上はどうやっても線路を敷けそうにありません。外周の線路が内周の線路よりも少し膨らんでいるのは、外周のカーブ半径に曲線が緩やかな線路を敢えて選択してみたからです。どうも今度届いた客車やピアノ展示用車両は、1両の長さがかなり長いものでしたので、急カーブだと様にならないのではと思い、部屋ぎりぎりまで膨らませてみました。

 また(想像上の)駅の部分にカプラー解放用レールを組み込んでみました。デコーダーを買うのを忘れてしまったので、これはまだ手動でしか動きません。それから、さりげないですが、引き込み線の終端部分に車止めを取り付けました。

 さていよいよ複数列車運転です。
 外周と内周は完全に独立していますから、お互いに全く気にせず走らせることができます。内周にはリバースがあり、外周には引き込み線がありますから入替作業をすることもできます。
 さらには同時に4つの機関車すべてを(外周に2台、内周に2台)走らせてみたりも挑戦することができるようになりました。
 4台の機関車が全部同時に走っていると、まるで子供の頃に博物館で見た鉄道模型のようで、自宅でそういう光景が見られることに感慨深くなってしまいました。
 たくさんの列車が走ることについては、家の人にも理解が得られるようです。やはりいろいろなものが動くのは大人も子供も楽しいんでしょうね。

 しかし、さすがにこれ以上の拡大は、現在の住環境では無理でしょう。線路は敷けないですし、車両も1台1台が大きいので収納にも困ります。
 ここから先は、未来に別荘か何かで大規模レイアウトができる日を夢見て遊ぶことになりそうです。そしてそれを糧に仕事もがんばっていきたいと思います。

ハンガリー国鉄の機関車が引く
特別編成列車
ピアノ展示用車両
スイスの急行列車
入れ換え用のディーゼルは
客車の交換に活躍します
【動画】煙を吐くラインゴルト号
5秒 約580KB WMV形式
【動画】パンタグラフの昇降
17秒 約1.6MB WMV形式
【動画】ピアノトレイン通過 ※音あり
14秒 約1.4MB WMV形式
【動画】走る列車たち
16秒 約1.6MB WMV形式