よく子供が工事用車両やバキュームカーなどに興味を示しますが、メルクリンにもそういう特殊車両がラインナップされています。今回は、その中から、49952 Goliath(ゴリアテ)と48295 Schnabel(シュナーベル)の設定と操作です。
Goliathは巨大なクレーンを搭載した車両です。ゴリアテとは伝説の巨人の名前です。デジタル制御でクレーンを操作することができます。
クレーンは、F2で大きなアームを上下に、F3でアームの先に付いているフックを上下に移動させることができます。また、F4ではアーム自体を左右に回転することが可能です。クレーンの操作については、あまり悩むことはありません。
問題は、車両を箱から出して、クレーンを操作できる状態にまでもっていく過程です。一応、マニュアルに簡単な説明がありますが、けっこう不親切で迷う部分が多いです。私も何人かの方の助けを借りて動かせるようになりましたので、ここにまとめることにしました。
準備が整ったら、いよいよクレーン操作です。最初にF2である程度の高さまでクレーンを上げます。ストッパーがあった分だけワイヤー(糸)が弛んでいますから、実際に上がり始めるまでに少し時間がかかります。まずアーム中央部の間接が起きあがり、それから徐々にクレーンが上がっていきます。
ある程度の高さまでクレーンが上がったら、F3でフックを上げ下げしたり、F4でアームを回転したりして遊びます。特に回転は、台座がしっかりしていないと不安定になるので、慣れないうちはゆっくりと回した方がよいでしょう。
いずれの操作も、ファンクションボタンで機能選択、スロットルで動作速度を調節できます。アームとフックの上下、および回転の左右方向は、スロットルを逆転(列車の方向転換と同じ操作)することで向きを変えられます。
Goliathは通常デジタルですので、6021でもMobile Station、Central Stationでも操作ができますが、6021またはIntelliboxでの操作をお奨めします。理由は間違いにくいからです。
私が初めてGoliathを操作した際にはMobile Stationを使用しましたが、なんだかうまくいきませんでした。操作のアイコンが出ないので、どれがなんだかよくわからないのです。アームを降ろそうとしてフックを上げてみたりとか、とにかく苦戦します。Intelliboxですとスロットルの段数をきちんと確認できるので、これが一番良いかと思います。
|
|
(1)Goliathをレールに載せたところです。かなり大きいですね。でも、このまま走行させる場合は、ほとんど問題ありません。 |
(2)1両目に載っているアームの先端部。この状態がきちんと収まっている状態です。
|
|
|
(3)2両目のストッパーを外します。まず写真の青い矢印の部分、これは根本から外すのではなく、糸の上側だけを取り外すのが正解です。根本からごっそり外れてしまう設計なので、一度取り外してから作業しても良いかと思います。下の部分は、糸の受け台になるので、取り外した場合は元に戻しておいてください。 |
(4)ストッパー2個目です。これは完全に取り外します。気をつけないと爪を折ってしまいます。(実は私は片側の爪を折ってしまいました(笑))
|
|
|
| (5)上の(3)のストッパーを正しく取り外した状態がこれです。 |
(6)上の(4)のストッパーを正しく取り外した状態がこれです。(向側に折れた爪が残っていますが・・・)
|
|
|
(7)3両目にはウエイトがあります。これは簡単に外れますので、取り外してください。 |
(8)取り外したウエイトを、2両目クレーンの後部に取り付けます。ガイドに沿って上に持ち上げ、クレーン側に少し押して、フックに引っかけて取り付けます。2個とも同じですが、下側が取れやすいです。ウエイトはがっしりと固定されるのではなく、軽く引っかかっている状態で大丈夫です。
|
|
|
(9)台座の作成に移ります。台座パーツは別途梱包されています。図の状態で1組で、全部で4組あります。板状になっている金属は磁石になっています。手前右側の黒い台の裏側にも磁石が組み込まれています。
手前中央の穴の空いた黒い台は、レール面とレイアウトベースの高さ調整のためにあります。普通に床等にCトラックを敷いた場合は、パーツはすべて使います。Kトラックの場合は、たぶん真ん中のパーツを組み込まない方がフィットするのではないかと思います。
|
(10)まず(9)の写真の手前右の黒い台の上に、手前中央の穴の空いた台を載せます。 |
|
|
(11)穴に金属柱を差し込んで、その上に磁石を付けます。このとき、上の板磁石と、一番下の黒い台座の裏側についている磁石とが、互いに引き合う極性になるように取り付けてください。そうすると下の黒い台が金属柱に引きつけられ、台座が安定します。 |
(12)跳び箱のような形をした黒いパーツを被せる完成です。被せるだけで固定する必要はありません。あとで、上にGoliathの足が来ると、ちゃんと中の磁石にくっついて全体として固定されるようになります。 |
|
|
(13)同様にして、全部で4組の台座を作ります。
台座同士を近づけると、磁石が反発して壊れてしまうので要注意です。
|
(14)説明書によると、台座はこうして運ぶ者らしいです。あと2つは3両目に載っています。 |
|
|
(15)Goliathの2両目には足がついています。ゼブラ模様のところを90度引き出します。 |
(16)引き出した状態がこれです。 |
|
|
(17)こちら側も出して・・ |
(18)全部出したところを上から見ると、こんな感じになります。 |
|
|
(19)出した足を、台座の上に載せます。台座の上のくぼみに、足がきちんと収まるようにすると、磁石で足と台座が固定されます。 |
(20)足の先端を精密ドライバで回して、高さの微調整を行います。この調整が、特に回転動作の軽快さに大きな影響を及ぼすので、きちんと水平になるようにしましょう。 |
|
|
(21)ついに準備完了。これでようやくクレーンが動かせます。 |
(22)クレーンを持ち上げたところ。糸が巻き上がって、アームが上昇します。メルクリンの精密な機構が楽しめる瞬間です。よく糸が絡まないなぁと感心したりします。 |
|
|
(23)アーム回転中。鉄道模型とは思えないダイナミックさです。 |
(24)360mmカーブを通過中。車体の大きさの割には、普通に通過できます。 |