メルクリン購入に最低限必要なもの 2004年5月

 日本国内のお店で買うにしても、海外から通販で買うにしても、メルクリンを購入する時に、どうしても絶対に必要になるものがひとつだけあります。それは、カタログです。
 雑誌やホームページで情報がどんどん公開されているNゲージ等と違って、メルクリン製品は、日本では圧倒的にマイナーです。どんな列車が発売されているのかすら、カタログがないと網羅的に確認するのは難しいと言えるでしょう。
 また、鉄道模型は発売されている製品の数が膨大なので、私が確認した範囲では、製品一覧などが掲載されているホームページは極めて少ないです。仮にデータベースがあったとしても、製品番号がわからないと検索すらできません。購入の際にも製品番号が必要な場合がほとんどです。製品番号を知るためにもカタログは必須アイテムです。
 つまりメルクリン最初の買い物は、実はスターターセットではなく、カタログであるべきなのです。

メルクリンの総合カタログとパンフレット
これがないとはじまらないかも・・・。
カタログは有料で、かなり分厚いものです。

 カタログは日本のお店でも取り扱っており、通常はちゃんと在庫もあります(ただし日本語版はありません)。価格は3,000円程度です。まずはこれを買いましょう。近くにお店がない場合は、日本で通販すれば良いでしょう。もちろんスターターセットと同時に取り寄せるという手もあります。

 メルクリンのカタログは毎年更新されていて、Zゲージ〜MAXIまでの全ての製品が1冊の本になっています。メルクリンは毎年必ず限定品を生産していますので、その年のカタログにしか載っていない製品もあります。また、古い製品は順次入れ換えられていきます。何が生産中止になって、何が新製品なのかは、ドイツのメルクリンの公式ページで差分だけを確認することができます。
 カタログにはインサイダー商品というのも掲載されています。これはメルクリンの会員サービスで、中には何年か会員になっている人だけが購入できるというスペシャルアイテムも紹介されています。しかし、現実には、お店ではインサイダー商品は会員になっていなくても購入できます。なぜかはわかりませんが(お店が会員として一括購入している?)、得した気分ですね。

 その他、レイアウトを作成する予定がある人や他のメーカーの製品も欲しい人は、メルクリン以外のカタログも一緒に購入しておいた方が良いでしょう。
 特に、ストラクチャー(駅や建物、人形、その他レイアウトに必要なもの)の製造メーカーのカタログはあった方が楽しいと思います。例えばファーラー社やキブリ社のカタログです。

 カタログの次に重要なものは、購入した製品についている説明書です。
 メルクリンの説明書は素晴らしくて、車両(機関車、客車)にはちゃんと『どういう部品で構成されていて、どうやって分解するのか』という図が付属している場合があります。そして列車を構成する全ての部品の製品番号が振られていたりします。これは絶対になくさないようにしましょう。
 特にZゲージなどは、小さいので列車の微細な部位が破損したり、紛失したりすることがあります。また、モーターが壊れたとか、連結器が破損した、はたまた改造しようとしてつい壊してしまったとか、そういう不測の事態が発生したとき、この説明書に書いてある製品番号で、その部品を取り寄せることができます。もし部品が製造中止等でないときは、代替の部品を教えてもらえます。説明書に記載がない場合も、問い合わせればちゃんと回答してくれます。
 製品に対するこのような姿勢は、私がメルクリンを愛して止まない理由のひとつです。
 男の子は必ず分解するものです。それを前提として首尾一貫した生産体制を築いていること、そして、大昔の製品でも、モーターを変えたりしてまた走らせることができるような姿勢を維持していることは、大変評価すべきことだと思います。限定品が毎年発売されたり、会員限定の商品が発売されたりというのは、こういった体制の上に構築されているサービスなのです。単なる商売やコレクターアイテムだけの商品ではなく、何年経ってもあの時の限定品が「走る」ことを前提にしたビジネスを行っているというのは、企業としてすごい覚悟だと感心させられます。
 あ、そうそう。説明書が見あたらないという人は、箱の蓋の裏側を見たり、機関車が収まっているケースを取り外して下側を確認したりしてみください。きっと見つかると思います。

 少し話がそれましたが、とにかくカタログで製品番号を確認すること。これが第一歩です。

 

    クレジットカードとパソコンもあった方が良い  

 これは絶対ではないのですが、クレジットカードとパソコン(インターネット環境)もあった方がいいでしょう。やはり海外の製品ですので、通販を利用する場合は、どうしてもユーロかドル決済になります。また、情報そのものも、インターネットで直接ドイツのページを検索する方が良いからです。
 結果として副次的に、簡単な英語またはドイツ語の知識も要求されてしまいます。英語なら中学生レベルで十分です。英語のホームページを見ると頭が痛くなる、英語のホームページは見たくないという人は、残念ながらメルクリンと付き合って行くにはかなり厳しいと思います。必須アイテムのカタログすら英語で書かれいてるからです。
 むしろ英語なんて大嫌い!という人も、これを口実にして英語にチャレンジすると良いのではないでしょうか。買い物するくらいなら、そんなに大変ではありませんし、逆に買い物ができても英語は話せるようにならないと思います(笑)。よく海外旅行に行くと、ご年配のご婦人方が、言葉が通じなくても情熱的に買い物をされていると思いますが、ああいう情熱が必要です。

 パソコンは日本語のもので大丈夫です。あなたのパソコンにドイツ語をきちんと表示させる方法はQ&Aのコーナーに掲載しましたので、一度ご覧ください。

 クレジットカードは、カード表面に「international」という記載があるカードで、VISAまたはMasterの提携カードであれば多くのショップで使用できるでしょう。インターネットにカード番号を流すのが不安だという人は、お店によって問い合わせればFAX等でのやりとりもしてくれるところがあります。
 クレジットカードで買った場合は、ユーロやドルでの決済になります。いつのレートが適用されて、いつ引き落としになるのかは、使っているカードによって違いますので、事前にカード会社に確認した方が良いと思います。
 カードの場合は、正確にいついつのレートで買い物したいという指定はできないので、ある程度レートの幅を見ておく必要があります。ユーロもドルも比較的安定していますから、1ヶ月の間に100円もレートが変動したなんてことはないですが、わりと運、不運はあります。
 メルクリンで遊んでいると、ニュースの最後にドルではなく、ユーロをまずチェックするようになったりして、なかなか面白いですよ。

 最後に、これはものではないのですが、買い物をするときに「頭の切換」が必要になります。
 海外通販をする場合、あなたは日本ではなく、その国の見知らぬお店で買い物をするのです。海外旅行でやや緊張して買い物をするのと同じです。場所が日本の自宅等でパソコンに向かって買うわけですから、より意識して行うクセを付けた方がいいと思います。
 特に、対応やサービスの考え方、商品の扱い方等は、日本と全く違います。言語も最低限英語です。細かな確認もありません。
 実際に買い物をする前に、このホームページの「トラブルの防止と対処法」の項目を読んで頂くことをお奨めします。

 

    個人輸入の流れ  

 海外通販でメルクリンを購入する際の、大雑把な流れは下の図のようになります。

発送されてから商品が届くまでの期間は、
航空便の場合は約10日〜2週間くらい、
船便の場合は約3ヶ月以内です。
クレジットカードですと翌月か翌々月には決済されますから、
船便の場合は到着と決済の時期が逆転することもあります。

 在庫の確認はWEB上の商品リストでできるショップもあります。在庫がないからといって販売していないわけではありません。バックオーダーとして取り寄せてくれるショップがほとんどです。
 ただし、一度に複数のショップに同一商品を発注して、真っ先に届いたところから買おうなどというのは危険ですし、ショップにも迷惑がかかるので止めましょう。在庫にないものでもいつ頃入荷するかは問い合わせれば教えてくれたりします。

 注文した後は、ひたすら気長に待つだけになります。そのうち届くからくらいの気持ちで待ちましょう。在庫があって発送されれば、ドイツからの航空便の場合10日前後で届きます。

 決済はクレジットカードが手続き面も含めてお奨めです。銀行振込等は国際の場合は手数料が高いですし大変です。

 商品が届いたら、発送リストと照合して間違いがないかを確認します。
 次回以降も同じお店で買うのであれば、顧客番号を控えておくと、問い合わせなどに便利です。注文フォームに記入欄がある場合は書いておくと、おまけ(カタログやパンフレット)をくれるときもあります。日本ではただのチラシですが、メルクリンに関しては情報がないので、そういったものでもあると助かります。特にストラクチャーメーカーやメルクリン以外の情報は楽しいですよ。